【セリア通信vol.42】アスリートとお弁当3

2008年6月17日

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梅雨の晴れ間が続くと、気分も明るくなりますね。

皆さんは御元気でしょうか?


先日、東北地方で大きな地震がありました。

震源地に近いところにお住まいの皆さんが、無事であることを心よりお祈りしています。

どこでどんな天災に遭遇するか分からない時代です。

備えあれば憂い無し、出来る準備はしておきましょう。


さて、世の中の動きでもう一つ深刻なのは「物価の高騰」です。

これも地球環境の変化が少なからず影響しています。

そして、その影響はアスリートの健康にも及んでいるのです。


なんだか話が暗〜い方向に進んでいるような気が・・・(笑)

いえいえ「工夫次第で何とかなる」という話ですから御安心下さい。


では、山根さんと一緒に知恵を絞ってみましょう!


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│"ー"│アスリートとお弁当 【3】
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◇やり繰り上手に◇◆◇……・━━━…・┿

生活必需品の価格高騰が続いています。ガソリンならいざ知らず、食品の相次ぐ値上げに主婦の皆さんは頭を抱えていらっしゃることでしょう。私にとっても他人事ではありません。

ビタミンCなど多くの食品原料がトウモロコシから精製されているのです。

今まで物価の優等生だった乳製品や玉子まで値上がりし始めました。

限られた予算の中でやり繰りするのは本当に大変です。こんな時こそ知恵を働かせなくては・・・。

そこで今週は「ごはん」を中心に考えてみました。

◇復活「ごはん党」◇◆◇……・━━━…・┿

改めて見直されているのがお米です。国内自給率が高いために価格変動が少ないのです。

おかげでふりかけメーカーが好景気だとか。

日本の食を支えるごはんの復活は大歓迎ですが、女子選手や体重管理の必要なアスリートからは「太りやすい」と敬遠されがちです。そこを何とか工夫して上手に利用できないものでしょうか。

そこで、ごはんと何かを組み合わせることで、少量でもエネルギー効率がアップし、ダイエット効果が得られる、という秘策を紹介しましょう。

それは、炊き込みごはんと豆ごはんです。

◇鶏肉と組み合わせ相乗効果◇◆◇……・━━━…・┿

カラダ作りに欠かせないタンパク質はごはんにも含まれています。

そのタンパク質を構成するアミノ酸のうち、リジンという必須アミノ酸が少ないために利用価値が低いとされています。

ところが、炊き込みごはんにすると、鶏肉に多く含まれるリジンが、ごはんのタンパク質の利用価値を高めてくれるのです。

鶏肉やごはんの量が控えめでも立派な高タンパク食メニューになるわけです。

貧血が気になる人にはタンパク質鉄分強化の「鶏肉入りのヒジキごはん」をお勧めします。

お弁当全体の量を多くしなくてもカラダ作りの栄養がたっぷり詰まったお弁当になり満足感も得られます。

◇副菜、主菜もさっぱりと◇◆◇……・━━━…・┿

ごはん自体に味が付いているので、おかずの味付けは控えめにしましょう。

副菜はさっぱりと「おひたし」や「酢の物」などがおすすめです。

主菜に手間の掛からない煮物、焼き物などを組み合わせて和のメニューにすれば、油をほとんど使わないお弁当になります。バランスが十分とれているので満足感が味わえます。

今の高校生のお弁当をのぞくと、必ずソーセージやミートボール、豚カツ、唐揚げ、焼売などが入っています。カラマヨ(唐揚げマヨネーズ)を頬張っている姿すら見られます。

これらと比較しても脂質の摂取量をかなり減らすことができますね。

◇注目、豆パワー!◇◆◇……・━━━…・┿

大豆ごはんもお勧めします。高タンパクでしかもビタミンB群も豊富です。

カラダが温まり、一緒に食べたごはんもエネルギーに変わりやすくなります。

雑穀米や玄米同様に咀嚼(噛むこと)回数が増えるので、食べ過ぎも抑えられます。

豆類に多く含まれるイソフラボンにも注目です。女性ホルモンに似た働きを持ち、骨を丈夫にすることが知られています。

この季節、グリーンピースごはんは如何ですか。香ばしい香りと共に薄い塩味が豆の甘味を引き立てて口の中に広がります。おかずは和風でも洋風でも合わせ易く、便利です。

最近、カラダに良い料理やお弁当のレシピについての質問が増えています。

皆さんの関心が高くなっているなぁ、と感じて、とても嬉しく思います。

インターネットではも多種多様なレシピが紹介されていますので、自分に合ったものを探してみて下さい。


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輸入食材に頼っていると、高値の影響をモロに受けてしまいますね。

食料の自給率が39%と低い日本ですから、根本的に考え直さないと、国民の生活は不安なままです。

地産地消(地元で生産されたものを地元で消費する)の精神でいきたいものです。

その点「ごはん」は優れた食べ物なんですね。ガッテンです。(笑)


★山根氏のつぶやき☆★──────────────────────────────────☆
数少ないお手伝いの記憶。かつお節削り。削り箱の刃を表にしてサッサッと引きました。

でも、箱一杯になるまで引いた記憶がありません。山のように積まれたグリーンピースの莢(さや)を剥きました。この豆がご飯になって炊き上がるのかと思うだけでヨダレが出てきそうになりましたが、これまた最後まで剥いた記憶がありません。

今考えれば全く手伝いになっていなかった訳です。ああ、思い出すだけでお腹が空いてきた・・・

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私も鰹節削りやらされました〜。うまく削れなくてイライラした憶えがあります。

今では便利な「かつおパック」がありますから、削り箱の存在を知らない世代もいるかも・・・

お母さんやおばあちゃんに訊いてみて下さいね。パックのものとは味が全然違いますヨ。



それでは、蒸し暑さに負けないよう、水分補給などにも気をつけて下さいね。


今週もどうか皆さん御元気で。


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