【セリア通信 vol.68 】 アスリートこそダイエティシャン2

2008年12月16日

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時の流れは早いものです。今年もあと半月しかありません。

めっちゃ焦っているのは私だけでしょうか・・・

何に焦っているのか分からないくらいです。(笑)


これからが大事な本番、という皆さんは、いよいよ実力の見せどころ。

トレーニングより大切なのはコンディショニングですヨ。

いくら練習しても、体調を崩してしまったら元も子もありません。

最後まで油断せずに臨んで下さいね。


先週に引き続いて、アスリートは食が命、というお話です。

山根さんの過去の痛〜い経験から学んだ事、も書かれています。

一体どんな経験をしたんでしょう?(興味津々)早速読んでみましょう。


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│"ー"│ アスリートこそダイエティシャン2
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◇自信に満ちた心とカラダに◇◆◇……・━━━…・┿

皆さん、そろそろダイエティシャンとしての自覚が芽生えてきましたか。

食べることを我慢するのではなく、アスリートに相応しい食事を考え、料理することがスポーツ栄養の基本姿勢です。

何事も始めが肝心。心の中に芽生えた双葉が、本葉に変わった時、ようやく心に根付きます。

こうなれば自力で成長出来るのです。心が揺れ動くうちは辛抱です。

そこを乗り越えれば、もう後戻り出来ないはずです。

一段、高いところから見える世界は今までとはまるで違います。

走るのが好き、強くなりたい、オリンピック目指して、友情に懸けて、家族のために・・・

自分が走り続ける、スポーツを続ける理由をいつも思い起こして頑張る事が出来れば、春には自信に満ちた心とカラダに成長しているでしょう。

◇ウインナーソーセージ断ち◇◆◇……・━━━…・┿

先日、大学の後輩からちょっと嬉しい話を聞きました。

セリア通信をきっかけにウインナーソーセージ断ちを続けていると言うのです。

今までは、知らず知らず冷蔵庫を開けてはウインナーを探していたのだそうです。

今のところ、目に見えた変化は見られませんが、結果が出るまで続けて欲しいと祈っています。

お弁当から冷凍食品、加工済み食品が消え、外食する必要がなくなったら、ウエイトコントロールもさほど難しい事ではありません。

◇ジャンクな味に乗せられるな!◇◆◇……・━━━…・┿

母親が子供の好みを中心に献立を考えるのは当然です。

それでも素材から調理するならば、食べ過ぎや太りすぎの心配はいりません。

その好みが外食や市販製品、加工食品に偏っていると危険です。

例えばマクドナルドのハンバーガーを美味しいと思っている選手は要注意。

こうした商品は、購買意欲を掻き立てる為に、様々な工夫がなされています。

育ち盛りが特に美味しいと感じる脂身、これをを混ぜる事で、旨味と感じさせています。

また、塩分や香辛料を多用し食欲を掻き立てる味を作っています。皆さんの味覚を「止められない止まらない」ように操作しているのです。

流行のラーメン屋さんは、美味しくてカラダに良いと思って出している訳ではありません。

濃厚なこってりスープの、いわゆるジャンクな味が人の記憶に残り、行列を呼ぶことを知っているのです。

◇失敗したから見えたこと◇◆◇……・━━━…・┿

かつて私もそうした味覚操作に乗せられ、肥満と栄養失調の両極端を経験しました。

辛うじて今、元気でいられるのは、周りの人の支えや影響のおかげで、何とか挫けずにスポーツを続けられたからだと感謝しています。食生活に問題があったとは知らずに、スポーツを極めようとした結果、カラダを壊し、傷めてしまったのです。

歯も背骨もボロボロになり、そうなって初めて、食事が大事だということに気づきました。

成長期や一番運動量の多かった学生時代に、食に対する高い意識を持っていたら、選手寿命も競技レベルも違っていたのでは、と後悔しています。

もしかしたら、肩を壊す事なく、プロ野球選手も夢ではなかったかも知れません。

◇運動+栄養+休養=競技力アップ◇◆◇……・━━━…・┿

成長期のカラダは正しい食事を摂り、きちんと生活すれば勝手に育ちます。

さらに種目や運動量に見合った食事バランスを考えた献立が出来れば、伸びる一方です。

中高生のアスリート諸君は是非、食事内容についてお母さんと相談してみて下さい。

食事量やバランスなどの考えることから始めれば良いのです。

私の担当チームの選手たちは練習日誌に1日の食事内容を書き記しています。

バランスを見るには、料理名より素材を書き出した方が分かりやすいでしょう。

顧問の先生もアドバイスしやすいと思います。知識が浅いうちは自分が正しいと思わず、客観的な意見に素直に耳を傾けることが大切です。

特に食に関しては思い違いも多いので積極的にアドバイスを受けて下さい。

◇冬の味覚で腕を磨く◇◆◇……・━━━…・┿

以前にもお勧めしましたが、美味しい食材の豊富な冬はやっぱり鍋料理が良いですね。

是非、素材の旨味や本来の味を感じ取る練習をしてみて下さい。

栄養ハンドブックを早速購入しました、という声も聞きます。

食材の重さを量ってどんな栄養がどれくらい摂れるのか調べてみましょう。

魚とお肉とどっちが高タンパク?カロリーは?色々見比べてみて下さい。

女子選手は将来必ず、こうした経験が活かされるはずですから、遊び半分でもいいですから、やってみてはいかがでしょう。感想などもお待ちしています。


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栄養失調まではいきませんが、私も間違ったダイエットで身体を壊しかけた事があります。

その頃、住んでいたマンションの一階がコンビニだったんです。

夜中にアイスが食べたくなると、フラフラと下に買いに行く・・・という、とんでもない生活でした。

そして「甘いものを食べたから食事は減らそう」などと誤った事をしていました。

ジョギングを始めて、正しい食についても教えて頂いたおかげで、今ではコンビニや外食とは縁のない食生活になりました。

ダイエットというのは、正しく食べること、だと痛感しています。


ウインナー断ちした彼のように、一つでも実践できれば未来は明るいです。

皆さんも見直す点があれば、まずは一つ、始めてみませんか?



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┗■┓山さんのアスリート御膳【れんこん】┏■┛
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れんこん ハス科ハス属ハス

いすみ市の隣り、長生郡長南町はレンコンの産地として知られています。

今は収穫の真っ最中。地元の即売所を覗くと色白のきれいなレンコンが並んでいます。

私の母校、国分高校のある市川市原木付近も、かつては蓮田が多かったのですが、開発の進んだ今はどうでしょうか。さて、意外や意外、レンコンは同量のレモンに匹敵するほどビタミンCが豊富に含まれています。また、ネバネバ成分ムチンは粘膜を保護する栄養です。インフルエンザや風邪などの感染予防にはうってつけの食材ですね。

私はレンコンの「なます」や「きんぴら」が大好物。いやいや、煮物、天ぷら、すり身等々どんな料理も大好物なのでした。

レンコン料理レシピ集「鈴木農園」ホームページより
http://www5d.biglobe.ne.jp/~okijuku/ryouri.htm



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偶然ですね。昨日の夕食にレンコンを食べたんですよ〜。

輪切りにしてオーブンで焼いたものを、大根おろしと醤油で。

それも、ちょっと前に紹介されたサツマイモと一緒に! 完璧でしょ?(笑)

ビタミンCが多いとは知りませんでした。寒い季節の風邪予防にはレンコンですね。


それではまた来週まで、どうか御元気で。

うがいと手洗いを忘れずに。(しつこい?)

ごっきげんよう〜。


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