Seria Net
No.07


止めようジャンクフード

糖害
知らないうちに摂りすぎている

暑くなると冷たい物についつい手が伸びてしまいます。アイスや清涼飲料水には糖分がたっぷり含まれていることをご存じですか。一缶に20〜25g、1Pのペットボトルなら、その4 倍、スポーツドリンクにも、糖分7%以上含まれるので要注意です。最近「ペットボトル症候群」の子供が増えています。

糖尿病にかかり、色々な合併症を引き起こして死亡するケースまで出ています。糖はエネルギーに変わる時、ビタミン を消耗し、疲労につながります。満腹感もあるので食事が入らなくなり、栄養不足と体力低下を引き起します。このような「糖害」が夏バテを助長するのです。体がだるいのに太ってしまう人は、糖分をとりすぎてご飯を食べないからです。冬は体温を保つためにエネルギーを燃やす必要があるのに比べ、夏は基礎代謝量が一割ほど低いので太りやすいのです。

のどが渇いたら、ノンカロリーのお茶などを飲み、冷たいものや間食は控えて、食事をしっかりとるようにしましょう。また、さっぱりしたものばかりで栄養不足にならないよう十分に気をつけて下さい。夏バテの体を元に戻すには時間がかかります。秋冬の試合は、夏の食生活が結果を左右するのです。
栄養士 吉田敦美