Seria Net
No.09


Club Voice
陸上競技・ランニングを愛する人たちの集まったクラブを紹介します
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中之条中学校駅伝部
努力は自身を裏切らない

二月に訪れた時、グランドは雪に覆われていました。陸上部が毎年母体となって、八月に希望者を募り、駅伝部として活動します。学校や父兄の協力体制も抜群で、男子二回、女子三回の全国大会出場を誇っています。「頑張る心、諦めない心、努力する心」を教えたいと指導されている里見先生。理科の先生らしく、競技を科学的視点から捉え、生活指導も少林寺拳法からヒントを得るなど、アイデアも豊富です。信頼関係も厚く、先生が何ヶ月も入院されていた昨年、部長の角田さんは女子チームを全国大会へと導きました。「頑張った分だけ結果は付いてくる」先生の教えを信じ仲間を信じ、お互いを支え合って走ったのです。春まだ浅い上州路に、豊かな息吹を感じたのでした。


春日部東高校陸上部
さらなる可能性へ

短距離、跳躍、投てきは全国での活躍が目立っていますが、長距離も充実して来ました。「数年前には、人数不足で県大会にも出場出来なかった」と菅原先生は振り返りますが、きめ細かな指導が功を奏して、ここ二年は県高校女子駅伝大会四位、三位と絶好調です。合宿は校内で行い、食事はマネジャーが栄養のバランスを考えて作ります。種目によってメニューが違うのには驚きました。
また、良いものはすぐに採り入れるなど研究熱心です。今やコンピュータは記録の集計、設定タイムの予想、電子メール、インターネットにフル活動です。部員のモットーである「東魂」十五箇条とは「競技者である前に良き東高生である様に」で始まり、「協力していただける家族、学校に感謝の気持ちを忘れない」で締めくくられています。個々が目標を掲げ、心と身体のフィットネスで更なる可能性が期待されます。


セリアクラブ
心も身体も青空に溶け込んで

女子チームは昨年の十二月七日、千葉県長生郡の長柄駅伝大会に出場しました。紅葉の美しいアップダウンに富んだコースは六区間。日本女子体育大学から戸辺さん、山口さん、山崎さん、常総学院高校から大熊さん、相野谷さん、吾妻さんのメンバーで臨みました。
「順位やタイムを気にせず、楽しんで下さい」と声をかけたものの、駅伝の緊張感と初対面という事もあって、始めはどこかぎこちない様子でした。いざ、レースが始まると男子選手を追い抜く快走に沿道の拍手も一際大きかった様です。ゴール後、スタート前のプレッシャーが何倍もの喜びとなって、皆の笑顔が輝いていました。
そして、長柄ダムのほとりでバーベキュー、爽やかな風がレース後の充実感を一層膨らませます。そして大きな優勝カップを囲んで、心も身体も青空に溶け込んでしまう様な嬉しい瞬間でした。セリアクラブは毎年、駅伝大会を選んで出場しています。私も是非と思う方はどうぞ御連絡下さい。