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No.15


ほんとに知ってる?
ビタミンC 編

最近のカゼ薬には、必ずビタミンCが配合されています。免疫細胞が風邪などのウイルスや細菌が体の中に入ってきた時にそれらを攻撃する為に必要だからです。ビタミンCを十分に含んだ免疫細胞は活発で攻撃力も強く病気の回復に役立ち予防にも欠かせません。大航海時代、航海中に乗組員の傷が治りにくくなったり、歯ぐきの出血が止まらなくなったりした事から、必要性が理解されるようになりました。この症状を壊血病といいます。ビタミンCは体の中でコラーゲンを造るのに欠くことの出来ない栄養素ですが、体の中で合成できないため食事から補給しなければなりません。コラーゲンは身体を構成するタンパク質の実に三割を占める大切な成分です。関節の最も重要な成分であるだけではなく、骨を丈夫に保つ働きや血管を正常に保つ働きなどを担っています。つまりビタミンCは、関節や骨の故障やケガの予防に役立つのです。この他にビタミンEを再生してリサイクルするなどの働きもあります。上手に補給することが肝心なのです。(昌)