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No.16


ヤマタケが斬る
実業団スポーツの存続の危機的状況

スポーツチームを抱える母体企業の事故が相次ぎ、出場辞退、活動自粛なら未だしも、廃部という最悪の結果にまで至った。積み重ねて来た努力は何の保証もされないまま水の泡と化す。選手達は受入先を探すのも困難だ。引退を余儀無くされたケースも少なくない。スポーツの持つ社会的役割は大きい。ノーベル賞学者を知らなくても高橋尚子は誰もが知っている。そうした責任を担っている選手はもちろん、企業もチームも、常に襟を正す必要がある。プロ野球の松坂選手が起こした事件に世間の目は厳しかった。期待が大きい選手だけに、球団側も判断ミスを犯してしまった。スポーツ選手は人々に夢や希望を与える職業である。その社会的責任を自覚し、人格者として成長しなければならない。それを支える企業も単なる広告塔としての扱いから、一歩進んだ考えを持ってチームを育てて欲しい。