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Club Voice
陸上競技・ランニングを愛する人たちの集まったクラブを紹介します

コニカ陸上競技部
ニューイヤー駅伝二連覇達成

全日本実業団対抗駅伝の連覇は、揺るぎのないその実力を証明するものとなった。昨年一二月、千葉県白子町で調整合宿が行われた。非常に高いレベルの練習をこなす選手の姿には、レースに向けての緊張感だけでなく、心身の充実も表現されていた。ケニアのガソ選手が故障で出場できなかったが、その不安を微塵も感じさせない見事な優勝だった。一月二一日に行われた優勝祝賀会は、昨年以上に盛大なものになった。実業団のスポーツ部が次々と廃部になっていく中で、コニカは前進し続けている。


駒沢大学陸上競技部
箱根駅伝総合優勝

惜しくも逆転で順大に破れた昨年、大八木コーチは「敗因は選手の意識の差。それを埋めることが今年の課題だね」と話してくれた。チーム内の向上心の差が歪みとなり、力が出し切れなかったのだ。今シーズンは、出雲全日本大学駅伝二位、全日本大学駅伝は新記録で優勝と順調に仕上がり、箱根の総合優勝で見事に有終の美を飾った。駅伝報告会の席上、コーチは選手達の労をねぎらってからこうスピーチした。「勝因は選手の意識の差を埋めることが出来たことです」技術や走行量よりも、競技の原動力となる心の動機を一人ひとりが持ち得たことが、強い駒大を作った。

おめでとう九州学院高校
熊本県予選会で全国ランキング二位、二時間五分台の好記録で快勝
全国高校駅伝大会男子二位


顧問の禿(かむろ)先生と電話でお話した。昨年の大会に同行した際、ホテルの食事メニューに気になる点が多々あったので、今回は宿泊期間中の朝食と夕食のアドバイスをさせてもらった。今まで、実力がありながら全国大会では結果が出ていなかった。今度こそ選手たちが持てる力をすべて出し切って欲しかった。特に選手の体調が最後の最後まで気になった。当日は期待と緊張が交錯し、祈るような気持ちでテレビに見入った。選手達と先生の見事なコンビネーション、そして冷静な試合運びで全国二位を手にした。ゴール直後、電話口から聞こえてくる禿先生の声は、言葉で言い表せない喜びにあふれていた。(伊)

埼玉県富士見市立富士見台中学校陸上競技部
見えない繋がりこそ揺るぎない
全国中学校駅伝大会男子準優勝
関東中学校駅伝大会男子優勝


・さいたま新都心から荒川を挟んで直線にして約五キロ、高台にある学校からは、美しい夜景が見られる。昨年は、全国中学校駅伝大会男子準優勝、関東中学校駅伝大会男子優勝と素晴らしい結果を残した。モットーは「人間、本気になれば大差無し」、専門外だったにも関わらず、陸上を極めた顧問の二反田教諭自らが感じていることである。生徒の個性も強い。スポーツ環境に恵まれてはいないが、学校や個人の生活の中で自己管理能力を高め、日本一という高い目標を目指して走り続けてきた。その結果が昨年の好成績に繋がった。丸坊主の頭も、生徒から志願し先生が刈った。先生も教頭先生に刈ってもらった。目に見えない繋がりこそ、強くて切れることはない。  (伊)