【セリア通信 vol.85】今、大事なこと スポーツマンシップを持とう

2009年4月14日

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皆さん、御元気ですか?

新しい環境での生活が始まった皆さんはいかがでしょうか?

色んな事に慣れるまで、何とか体調を崩さないで欲しいと願っています。

ストレスは病気の元ですから・・・


さて今週は、最近ニュースにもなった出来事を採り上げ、山根さんが警鐘を鳴らしています。

これを良い機会に、皆さんにも考えて欲しい、という切なる願いです。


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│"ー"│ 今、大事なこと スポーツマンシップを持とう
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◇携帯ブログ事件◇◆◇……・━━━…・┿

春の選抜高校野球で悲しい事件がありました。ベンチ入りした選手が携帯ブログに相手チームの悪口を書き込んだことが大問題となったのです。心ない行為が相手チームはもちろんのこと、多くの人を傷つけてしまいました。

それまでの活動や実績が評価された21世紀枠での出場だっただけに、OBや関係者のショックは計り知れません。

◇モラルとルール◇◆◇……・━━━…・┿

携帯電話もインターネットも現代社会には欠かすことの出来ない便利な通信手段です。

あらゆる分野で活躍する世界中の人達と瞬時に情報交換することができますね。

私達が手にしている端末機は人の織りなす社会とつながっているのです。

今回の事件は社会に関わるモラルの欠如や、ルールを考えなかったために起こったのではないでしょうか。

◇言葉の暴力◇◆◇……・━━━…・┿

便利な道具も使い方を間違えると凶器にもなりかねません。言葉も同じです。他人を攻撃するような言動は、結果的には自分自身や家族、仲間をも傷つける結果になります。最近は中高生も携帯ブログやプロフを気軽に楽しんでいます。もちろん、スポーツ選手の書き込みも多いのですが、中には目に余るものも増えています。

有名チームの監督や先生たちはそうした書き込みにも目を光らせています。

◇スポーツマンシップとは◇◆◇……・━━━…・┿

スポーツ選手こそ、ネット社会の見本となりましょう。スポーツマンシップのある一流アスリートは、勇気や感動を与えることはあっても、他人を傷つけてはいけません。ゲームや試合でこそ真剣に相対しますが、あくまでルールを守り、相手を思いやる気持ちがあって成り立つのです。ましてやグラウンド外で傷つけるようなことはあってはなりません。皆さんも是非、この機会に考えてみて下さい。

メルマガ配信をしている私自身も改めて襟を正します。

◆スポーツマンシップ・・・スポーツ選手の備えているべき精神を持ち、正々堂々と戦うこと。

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◇水を飲むな、と言われて◇◆◇……・━━━…・┿

私の高校時代は「水を飲んだらバテる!」と言われていました。先輩が来る前にグラウンド脇の草むらに水を隠しておいたものです。ボールを拾う振りをして、地面から突き出したストローで水を飲むのです。

マネージャーが使うバケツの水をこっそり飲んだこともありました。決して褒められたことではありませんが、カラダの奥底から「飲まなきゃ危ない」という危機感から生まれた苦肉の策でした。

◇ジョギングブームと共に◇◆◇……・━━━…・┿

70年代後半になって第一次ジョギングブームが起こりました。アディダスがジョギングシューズを発売したのです。

HARIMAYA社製の袋縫いのマラソンシューズしか知らなかった私たちはその斬新さに驚きました。

オニツカタイガーがアシックスに変わり、「ホノルル」「ニューヨーク」などのジョギングシューズが次々と発売されました。同じ時期、アメリカからスポーツ飲料「ゲータレード」が入ってきたのです。

運動中には水分補給した方が良いと言われ、カルチャーショックを受けました。

その後「ポカリスエット」などが発売されたのです。

◇代用食ブーム◇◆◇……・━━━…・┿

以来、日本では食品メーカー主導で、飲料を中心としたスポーツ栄養食品の開発が進みました。

運動中の水分補給の必要性を一般に広めた功績は大きいと思います。

その後、食生活の変化と共に簡単便利な代用食が発売されます。最近ではゼリー飲料などが次々と発売され、若い世代にも多く利用されるようになりました。中高生がそうした製品を数種類持ち歩いていることも珍しくありません。

◇食事に代わるものはない◇◆◇……・━━━…・┿

利用している選手たちは「朝、食欲がない」「食べる時間がない」「効くような気がする」と言います。

中には食事を抜いてゼリー飲料を飲んでいる女子選手もいました。メーカーは日本人のライフスタイルや食生活の変化に対応し、製品を開発しています。これには根本的な誤りがあります。

きちんと食事をする生活習慣を身につけることがスポーツ選手の基本です。バランスの良い正しい食事を摂っていれば怪我や故障、太り過ぎのリスクは軽減します。そして、サプリメントは消耗の激しい微量栄養素の不足を補う為にあるのであって、食事に代わるものではありません。トレーニングと同じように食べる事にもまじめに取り組みましょう。

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スポーツを通じて素晴らしい人間に成長すること、それがアスリートの目的なのではないでしょうか。

だからこそ、観る人を感動させることが出来るのだと思います。

アスリートである前に、健やかな心とカラダを持った人でなければいけません。

感情のままに言動を起こしたり、本質を忘れて便利な方に流されたり、そんな事で道を踏み外すことのないよう、十分に気をつけて下さいね。


★山根氏のつぶやき☆★──────────────────────────────────☆

この春休み中、各地で行われた高校大学の合宿を訪問しました。仕事柄、選手たちの食べ方を観察してしまいます。最近は口に入れたものを飲み込めない選手が増えています。限られた時間、必死になって噛んでいますが、頬がリスのように膨らんで、飲み込めずにいます。ご飯を食べずに

お菓子で育ったのではないかと心配になります。これからの合宿は「しっかり食べる」ことを教える場として価値が高まるのではないでしょうか。

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咀嚼(よく噛み砕く)する力が衰えている、ということでしょうか。

現代人は堅いものを食べなくなって、アゴが細くなっていると言われています。

その点、私などはしっかりとエラが張って、原始人に近いのですが・・・(笑)

食習慣を見直す意味でも、他人と食事を共にする事で気づくことは多いかもしれません。


四月も中旬になって、だいぶ暖かくなってきました。

気持ちの良い春を、気持ち良く過ごすためにも、日常生活を大切に。

それではまた来週まで、御元気で!


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