筋肉の名前を覚えよう その4【セリア通信vol.793】

2022年11月8日

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皆さん、お元気ですか。

全国高校駅伝大会の都道府県予選も
三重県を残すのみとなりました。
ご出場を叶えた皆さん、
ほんとうにおめでとうございます。
 
中学生も頑張っていますね。
久しぶりに有観客で開催されていて、
保護者や仲間が見つめる中で走っている姿は
やっぱり微笑ましいものでした。

来年は大声で応援できると良いのにね・・・。

◆◇本日のメニュー◇◆

1 筋肉の名前を覚えよう その4
2 セリアスタッフの舞台裏【超ハイレベル!】
3 陸上雑感【内分泌系】

ランナーのケアで欠かせないのが腰回り。
ほとんどの故障の原因ともなっている箇所です。
筋肉を覚えて、セルフケアに役立てましょう。

筋肉の名前を覚えよう その4

 
◆動きを支えるインナーマッスル◆

接地時に大きなチカラを発揮し
カラダを前方を進めるのは

①お尻の筋肉=大殿筋(だいでんきん)や
②太ももの裏側にあるハムストリングス=(大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋)

でした。
これらの筋肉が十分にパワーを出すためには
背骨や骨盤、そして大腿骨をしっかりと支える必要があります。
 
その大事な役割を担っているのが
骨盤と大腿骨を内部でつないでいる
深層筋(しんそうきん=インナーマッスル)です。

◆上体を支える筋肉◆

地面を蹴り上げ、前方へ向かう際に
太ももを引き上げますね。
このときに働くインナーマッスルが
 
①腸腰筋(ちょうようきん)
②大腰筋(だいようきん)
③腸骨筋(ちょうこつきん)

です。

これらの3つの筋肉がカラダの中心部で
背骨・骨盤・大腿骨をつないで脚上げ姿勢を保ちます。
さらに骨盤の外側と
大腿骨をつなぐ中殿筋(ちゅうでんきん)も
しっかりと脚があがるようにサポートしています。
  
◆静かに疲労が進行するインナーマッスル◆
 
このように皆さんの走りをカラダの内側から支え続けている
とても重要な筋肉=インナーマッスルですが、
大きなチカラを発揮する筋肉に比べて
疲労が蓄積しても感じにくく、
普段は痛みも発しません
それゆえに故障の発見も遅く、
皆さんが異変や痛みを感じた時には、
すでに重症となっていることが多いんです。
  
◆故障のトリガー(引き金)◆

ランナー膝(ひざ)、鵞足炎(がそくえん)、
座骨神経痛(ざこつしんけいつう)、
疲労骨折(ひろうこっせつ)、シンスプリントなど、
ランナーにとても多く見られるこのような故障の殆どが
腰回りのインナーマッスルの使い過ぎや
その疲労からくる凝り、血行不良が
原因となって発症しているのです。

◆ケアのポイント◆

腰回りのインナーマッスルを緩めると
動脈が開放され、血流もスムースになり、
酸素や栄養が足先まで行き届くようになります。
傷んだ組織の回復・成長には、この酸素や栄養が欠かせません
 
ですから脚全体の疲労回復を早め、故障予防にも役立ちます。
普段から腰回りのストレッチ&マッサージを行いましょう

①脚の付け根、お尻をさすろう
インナーマッスルの異変は気付きにくいものです。
普段から”脚の付け根とお尻をさする”習慣を身に付けましょう。
普段からさすったり、押したりしていれば、異変に察知することが出来るからです。

②臀部の揉みほぐそう
仰向けに寝た状態で、お尻にゆっくり加減しながらテニスボールを当ててみましょう。
ストレッチポールなどの製品を使うのも一案ですね。
圧痛があったら疲労が溜まっている証拠です。
ゆっくり無理せず、カラダを動かしながら
ほぐすようにしましょう。
 
③家族に協力してもらいましょう
うつ伏せになった状態で、片足の膝を90℃の位置まで引き上げます。
そうすると引き上げた側のお尻がこんもりと盛り上がるはずです。
そのあたりを家族にお尻を揉みほぐしてもらいましょう。
凝りや痛みを探りながらカラダの奥のほうにある
インナーマッスルをほぐすと良いでしょう。

お尻のインナーマッスルがほぐれると
お尻の緊張がとれて弛むのがわかるでしょう。
揉みほぐす前と比べるとお尻の高さが下がっているはずです。

如何でしたでしょうか?
すべての名前を覚えるのは難しいかも知れませんが、
筋肉の名前や役割を理解するのはとっても大事なことなのです。
そうでなければ正しいケアは出来ませんね。
この機会にぜひ、1つでも多く
筋肉の名前と役割を覚えましょう。
そして、毎日のケアに役立ててください。

皆さんが故障なく、走れることを願っています。  

【おススメのセリア】
EPAが気になる方は→セリアサプライズ
コラーゲンが気になる方は→セリアリベロ
ビタミンCが気になる方は→セリアC
 

::: セリアスタッフの舞台裏【超ハイレベル!】 :::

 
先週末は千葉県中学校駅伝の応援へ。

天候に恵まれ、男女ともに
ハイレベルなレースになりました。

もともと千葉県の中学駅伝のレベルは高いのですが
今年は例年以上に凄かったのでは。

そういうことで、3km換算で9分を切った選手が
男子で何人いるのかを調べてみました。
3km9分といえば、中学生では全国レベルです。
*男子は1区3.14km、2~6区が3.08kmです。

結果はなんと23人!
私の中では10分切れれば速いという認識なのに
それよりも1分も速い選手がこれだけいることに驚愕しました。

県駅伝に出場できなかったチームにも
このレベルの選手がたくさんいることを考えると
「長距離王国千葉」の凄さを感じると同時に
選手たちのこれからが楽しみだなという気持ちになりました。
(山内)


::: 陸上雑感【内分泌系】 :::

カラダの発達や日内リズムに合わせて
内分泌系器官からホルモンが分泌されます。
ホルモンは血液を介して
各器官に運ばれて
代謝や免疫等の働きを制御します。
内分泌系を正常に保つことが
コンディショニングには欠かせません。
そのためにも生活のリズムを安定させましょう。
これからの季節は免疫力も高めたいですね。
だからこそ、まじめに生活しましょう。
(山根)
 
 * * * * * * * * * * * * * * *
 
今週は秋田県で高校駅伝東北大会が開催されます。
もう、寒いでしょうね。

では、また来週。


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