2025年2月11日
Tweet
前ページ:ランナーの筋肉や血液を育てるには その3
後ページ:ジュニアランナーの睡眠を考えよう その1
皆さん、おはようございます。
お元気ですか?
山さんは先週、陸連や日本スポーツ協会公認資格の更新研修を受講しました。
今回のテーマは「スポーツと環境」。
アルペンスキーのオリンピアン皆川賢太郎氏や環境問題の専門家による基調講演とシンポジウム、さらには各競技団体の活動や国民スポーツ大会での取り組み、環境問題をテーマに掲げて開催されたパリ五輪での様子などを学びました。
実際、先のパリ五輪ではペットボトルが撤廃され、給水所にてマイボトルに補給する仕組みだったそうです。
選手村にエアコンが設置されなかったことが話題になりましたが、それ以外にも多くの試みがなされたようです。
猛暑から酷暑の時代が到来し、夏季スポーツはますます危険性を増しています。
また、暖冬の影響や雪不足から冬季スポーツの開催が危ぶまれる昨今、放置できない問題を身近に感じることも多々あります。
今、何の不安もなく走ることができているとするならば、せめて、そうした環境にあることに感謝せねばと思った次第です。
◆◇本日のメニュー◇◆
1 ランナー必見、生姜のひみつ
2 セリアスタッフの舞台裏【食育】
3 陸上雑感【春と眠さの関係】
今の季節、練習を終えたカラダはあっという間に芯から冷えてしまいますね。
そのまま放置していると免疫力がどんどん低下してしまい、感染症はもちろん、怪我や故障のリスクが高まります。
素早く着替え、保温に努めるのは当たり前ですが、飲み物で工夫してみては如何でしょう?
ランナー必見、生姜のひみつ
◆①生の生姜と血流促進◆
生の生姜(ショウガ)には、あの特有の辛味成分ジンゲロールが多く含まれています。このジンゲロールには血流と発汗を促す作用があります。
そのため浮腫(むくみ)が解消されるばかりか、体内にこもった熱を放出して清涼感が感じられるようになります。
※ジンジャーエールは、この生姜特有の作用がもたらす清涼感を狙った、まさに清涼飲料水なのです。
ただし、お砂糖がたくさん使われているのでランナーの皆さんはくれぐれも飲み過ぎにご注意ください!
◆②おろし生姜やガリと夏の食材◆
生の生姜に多く含まれるジンゲロールには、殺菌作用や食欲増進作用があることも知られています。だから暑さで食欲が落ちやすい夏の食材との相性が抜群なんですね。
そういえば熱乾燥機やバーナーなどを使った金属加工業を営んでいた山さんの実家では、夏になると「葉生姜の甘づ漬け」が食卓に並びました。
お寿司に「がり」が添えてあったり、アジやイワシ、カツオのお刺身やたたき、天ぷらや冷やっこ、もずく酢やそば・うどんに欠かせない「薬味」となったと考えられています。
※大阪などの関西では紅しょうがの天ぷら「紅生姜天」が郷土料理として親しまれています。
歴史や由来を調べてみたのですが、どうやら昭和の初期には大阪庶民の味だったようです。
◆③加熱した生姜と保温作用◆
生姜を加熱したり乾燥処理すると、ジンゲロールが、ショウガオールに変化します。これが胃腸を刺激して内臓の働きを活発することでカラダを内側から温めてくれるのです。
このように冷え性の改善や体温保持、保温に欠かせないのは、ショウガオールの豊富な「加熱した生姜」です。
山さんが学んだ東京農大には全国各地から学生が集っていました。
東北出身の学友が、冬になると「ショウガ入りの黄色みを帯びた甘酒」を飲んでいたのです。
懐かしい故郷を思い出しながら、身も心もぽっかぽかだったことでしょう。
◆④生姜で身体を温めよう◆
練習後の疲れたカラダを内側から温めることができれば免疫力が高まり、感染症の予防はもちろん、その他の傷病予防にもなりますね。シンスプリントや疲労骨折に悩まされている方には血流促進効果にも期待したいところです。
まだまだ朝晩の冷え込みが厳しい毎日が続きそうです。
ぜひ皆さん、「温めた生姜」の効果を上手に取り入れましょう。
カラダを温める生姜のオススメレシピは次の通りです!
◎甘酒(生姜入り)
◎豚肉の生姜焼き
◎牛のしぐれ煮
◎イワシの生姜煮
◎炊き込みご飯(ショウガの千切り入り)
◎鶏手羽元や鶏手羽先のショウガ煮
◎モツ煮込み
◎生姜鍋
◎生姜湯
◎生姜紅茶
◎生姜葛湯など
練習後、素早く着替えたら甘酒や生姜湯、生姜紅茶などを飲んでみるのも一案です。
思いのほかポカポカした状態で帰宅できます。
ちなみにセリアリベロに配合している生姜エキスは、ショウガオールを多く含有した乾燥パウダーです。
::: セリアスタッフの舞台裏【食育】 :::
卵の差し入れを持って、高校陸上部の寮を訪問しました。寮についたのは朝8時過ぎ。
その日は高校の入学試験で学校が休みだったため、寮生たちはゆっくりと過ごしていて、朝食もまだでした。
せっかくなので、寮生たちに卵かけご飯を作って食べてもらうことにしました。
みんなの視線を感じながら調理するのは少し緊張しましたが、いざ食べてもらうと、皆さん口を揃えて
「美味しいです!」
と言ってくれたので、ほっとしました。
(お世辞かもしれませんが…)
食事の前には卵についての説明もしました。
「卵は完全栄養食品」
ということを皆さん知らなかったようで、一様に驚いていました。
学び、そして食べる。
これこそ食育だと感じました。
(山内)
::: 陸上雑感【春と眠さの関係】 :::
「眠いのは、春のせい?」2月から4月にかけてカラダの代謝は、そのピークを迎えます。
それは寒さに適応した証拠でもあるんです。
今まさに、あなたのカラダは燃えています!
その分だけ、栄養と休養が必要ですね。
だからいつになく眠くなるんです。
二度寝してしまうのも、きっとそのせいです。
そうしたカラダの仕組みを理解して
食事や睡眠を調整するのも良いですね。
いつもより、少し早めに就寝するのもアリでは!?
参考にしてください。
* * * * * * * * * * * * * * * *
山さん、朝のランニング中に転んじゃいました( ; ; )
LEDライトをもっと明るいものに変えようかなぁ。
では、また来週。
Tweet
前ページ:ランナーの筋肉や血液を育てるには その3
後ページ:ジュニアランナーの睡眠を考えよう その1
セリアのご注文、ご相談はLINEからも受け付けております。

今までのセリア通信はこちらから
セリア通信の登録(無料)はこちらから
御注文はホームページから