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■╋■╋━ vol.20 ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2008/01/15 ━━━━


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後ページ:アレルギー《2》花粉症

松の内が明けると、お正月気分から抜けるように色々な行事が待っています。

七草がゆについては先週お話しました。

そして、11日は年神様にお供えしていた鏡餅を下げていただく鏡開きでしたね。


今日15日を中心とする前後の期間は「小正月(こしょうがつ)」と呼ばれています。

昔中国では小豆粥を炊いて家族の健康を祈る慣わしがあり、日本でもその風習が残っています。

小豆粥は赤粥、十五日粥ともいわれ、幸運を呼び込む縁起のいい色、魔除けの色とされる赤い小豆を入れて炊いた粥を15日に食べると、一年間病気をしないと言われています。

鏡開きした餅を入れるのは、堅いものを食べると歯が丈夫になるという歯固めの風習の名残のようです。


エラそうに書きましたが、私自身、知らないことばかりで、すべてインターネットからの受け売りです。(笑) 

門松、おせち料理、しめ縄、初夢・・・他にも正月にまつわる言葉は沢山ありますが、改めて意味を訊かれたら分からないことばかり。

今年は少しでも季節の伝統行事について知っていこうと反省しました。


さてさて、前置きが長くなりましたが、今週からはアレルギーについて採り上げていこうと思います。

花粉症をはじめ、アトピー、ぜんそくなど、スポーツ選手にとっては深刻な問題です。

山根さん自身の経験を含めて、予防と対策について特集していきます。


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ここのところの冷え込みでは走り出すのに気合いが要りますね。

でも道端では水仙が咲き始め、早春の訪れを告げています。

丘陵を覆う杉林もうっすらと赤みを帯びてきました。その正体は花粉。そろそろ花粉症が気になる頃です。

マスクや眼鏡をして走っている選手も多く見られます。

辛く憂鬱な季節という方が多いのではないでしょうか。

そこで、アレルギーと体質改善というテーマで考察していこうと思います。


◇1963年に生まれて◇◆◇……・━━━…・┿

私にとってもアレルギーは他人事ではありません。生まれは京浜工業地帯のド真ん中、川崎市。

所得倍増計画に日本中が沸き立ち、高度経済成長をひた走っていた最中です。

核家族化や共働き世帯が急増し、誰もいない家へ帰る子供は「鍵っ子」と呼ばれました。

時代と共に食卓も大きく変化し、簡単で便利なインスタント食品が発達しました。

また、大量生産、大量消費、長距離輸送の必要から食品添加物の種類や使用が飛躍的に増えたのです。


◇公害とアレルギー◇◆◇……・━━━…・┿

小学校入学時には四大公害病などが大きな社会問題となっていました。

頻繁に発令された光化学スモッグ注意報を無視して外で遊んでいると、すぐに咳き込みました。

ぜんそくの発作に苦しむ友人もいました。

「ぜんそく持ち」という言葉には今でもやりきれない思いがします。

私は程なく「アトピー性皮膚炎」が発症しました。とにかく関節の裏側などがかゆくてたまりません。

寝ている間に掻きむしるので、シーツに皮膚がこびりついてしまう程でした。

野球のユニフォームにも血がにじみました。

当時はアトピーという診断はなく、皮膚科で軟膏をもらっても症状が治まることはありませんでした。

両親も随分心配し、民間療法を教わってきては試してくれました。

風呂にイオウを入れたり、粗塩を入れたり・・・。

アトピー性皮膚炎という言葉に出会ったのは大学に入学後だったと記憶しています。

大学病院の皮膚科で初めてステロイド剤を処方してもらいました。


◇田舎暮らしで体質改善◇◆◇……・━━━…・┿

都会から約100キロ離れた田舎に移住して20年近くになります。

今ではすっかり症状は出なくなり、皮膚もきれいになりました。

こんなに体質が好転するとは思いもしませんでした。

恩師の先生が育てた無農薬野菜を頂けること、新鮮な魚貝類が手に入りやすいこと、

こうした食生活の充実も体質改善につながりました。

都会の様に外食産業も発達していませんし、新鮮な食材で自炊するということが当たり前になりました。

また、セリアというサプリメントの開発が自分自身に大きな影響を与えたことは紛れも無い事実です。

これらの状況をよく考えてみると、アレルギーを引き起こす抗原(アレルゲン)を断ち切ることが出来たと言えるでしょう。

また、食生活が変わったことで過剰な免疫反応(アレルギー反応)が起こりにくくなったのだと思います。


この辺りは古くから林業の盛んな地域です。

杉の植林地も多く、会社の窓からも真っ赤な杉林を見ることが出来ます。

それでもお陰様で花粉症とは無縁の生活を送っています。

ただ、アレルギー体質が消えた訳ではないので、体調が優れない時や食事がおろそかになってくるとアトピーや花粉症に似た症状が出ることがあります。

カラダが敏感に反応して、気をつけるよう警鐘を鳴らしてくれるのだと感謝しています。

次回はアレルギーと食事についてお話ししたいと思います。


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公害による化学物質がアレルギーの要因になっているんですね。

今でこそ、公害は減ったかもしれませんが、身の回りの化学物質は増えているのではないでしょうか。

合成洗剤や接着剤、農薬、殺虫剤etc...

食品添加物や化学調味料なども危険性がありますよね。

知らず知らず、これらの物をカラダに取り込んでしまい、アレルギーが発症してしまうのならば、とにかく予防するしかありません。

これから少しずつでも知識を増やしていきましょう。


★☆山根さんから一言☆★───────────────────────────────────☆

水泳で活躍した中村真衣さんが引退後、骨髄バンクのボランティア活動にご協力されている。

世の中の役に立ちたいという素直な気持ちから始められたそうだ。

一流のアスリートの皆さんは社会貢献に興味があり、実際に行動を起こす人が多い。

これにはスポーツとボランティアには相通ずる大切な精神があるからではないだろうか。

「感動を与えたい。役に立ちたい」という、人間らしく豊かに生きるための大切な動機なしには

成り立たないものだ。本当にトップを極める選手たちは皆、社会のために頑張っている。

☆──────────────────────────────────────────────☆


骨髄バンクに登録していても、健康状態が悪ければドナーにはなれません。

そういう意味では、アスリートの皆さんのカラダは合格点のはず。

より多くのアスリートが社会性を持って活動して欲しいなぁ、と思います。

私も登録者の一人として、いざという時に役に立つよう、日頃から元気なカラダ作りをしなくては!



それでは皆さん、厳しい寒さの中でも元気にトレーニングできるよう、

「栄養+休養+教養」を心掛けて下さいね。(←セリアのモットーです!)


また来週まで、ごきげんよう!


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