【 セリア通信 vol.231 】筋肉をつけるには?

2012年1月31日

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皆さん、こんにちは。

 寒い日が続いていますね。

 各地で豪雪、というニュースも聞かれます。

 雪国の皆さんは、雪かきに追われる毎日だと思いますが、

 どうか事故や怪我などには、十分にお気をつけ下さいね。


 ◆◇本日のメニュー◇◆

   1. 筋肉をつけるには?

   2. 山根氏のつぶやき

   3. 社員募集のお知らせ


 栄養も十分、トレーニングもやっているのに、

 思う様な成果が出なくて、お悩みの高校生から、

 山さんに相談が寄せられたようです。

 どうやら山さん、いつものように、ピンと来たみたいですヨ。


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 │"ー"│ 筋肉をつけるには?
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 ◇ベンチプレスが上がらない◇◆◇……・━━━…・┿

 とても珍しいことに、高校女子バスケットボール選手から相談を受けました。

 今年、インターハイ出場も期待される強豪チームの選手です。

 「筋肉をつける食事ってありますか?」

 山さんよりも背が高くて、体格も良く、見るからに強そうなんです。

 皆さんなら何と答えますか?

 カラダづくりの栄養と言えば、そうです、タンパク質。

 お肉や魚、豆類などに多く含まれるカラダの土台をつくる栄養素です。

 そこでまずは、お肉を食べるようアドバイスしました。

 でも、お昼ご飯も元気に食べていたし、お肉も大好きで、毎日欠かさず食べている様子。

 どうやら栄養だけの問題ではなさそう・・・

 「どこの筋肉?」と質問すると、「ベンチプレスが上がらないんです」との答え。

 ウエイトトレーニングが苦手で、コンプレックスになっていたんですね。

 そこで、ベンチプレスのコツを伝授しました。

   ※ベンチプレス:上半身の筋力トレーニングの一種。
           ベンチに仰向けになり、バーベルを持ち上げる。


 ◇どこを、どのように使えばイイのか?◇◆◇……・━━━…・┿

 ベンチプレスで使う筋肉、その名前を覚えることがまず大切です。

 主に胸の筋肉、大胸筋(だいきょうきん)を使います。

 さらに、肩の三角筋(さんかくきん)と、腕の外側の上腕三頭筋(じょうわんさんとうきん)。

 この3つの筋肉に力を入れ、さらに意識を集中させることが、持ち上げる時のコツなんです。

 一方、ただやみくもに力を入れて持ち上げようとすると、

 力が分散されてしまい、発揮されるパワーは大きくならないんです。

 また、何度やっても上手にならないし、苦労する割には筋肉が発達しません。

 どこの筋肉を、どのように使うかを正しく理解する。

 これこそが、トレーニングの基本中の基本なのです。

 トレーニングの教科書なら、必ず最初のページにこう書かれています。

 「意識性の原則」  皆さんもぜひ、憶えておいて下さい。

 ランニングも、クロカン走も、もちろん、腕立て伏せや腹筋などの補強に関しても同じです。

 何の為に、どのように、どこの筋肉を働かせば、無理なく力が発揮できるのか、

 それを知ることが大事なんです。


 ◇姿勢にも気をつけよう◇◆◇……・━━━…・┿

 次に、ベンチプレスを行う際の姿勢(フォーム)に気をつけてみましょう。

 無理のない姿勢、形、動作を身につけることで、大きなパワーを発揮できます。

 慣れないうちは、このフォームを身につけることすら、ストレスに感じるかもしれません。

 でも、正しく身につけてしまったら、分かるはずです。

 変な姿勢ではまったく力が入らないばかりか、危険を感じることもあるからです。

 自転車と同じですね。一度、乗れるようになったら、乗れない自分は想像できません。

 監督やコーチ、インストラクターの指示に従い、出来るだけ正しい姿勢と動作でやりましょう。

 初めは面倒ですが、それが一番トレーニング効果を高めてくれるんです。

 何年やっても、あまり進歩がない、成長しない人に多いのが、自己流で押し通す人。

 やはり何事も基本が大事なんですね。

 ウインタースポーツ種目以外の皆さんは、冬期トレーニングの真っ最中でしょう。

 トレーニングがちゃんと身を結ぶように、今からでも姿勢や動作に気をつけましょう。

 辛く、厳しいトレーニング期もあと少し。春はもう、そこまで来ているのだから。
 

 ◇頭を使って、つねに考えよう◇◆◇……・━━━…・┿

 筋肉をつける食べ物。そんな便利な食べ物があったら、誰も筋トレしなくなっちゃいますね。

 もし、あったとしたら、それはドーピングかもしれません。

 競技者として間違った行為ですし、それで強くなっても決して嬉しくないはず。

 やはり、カラダに負荷をかけて、苦しい練習をしないと成長はしません。

 でも、正しい方法やその意味を知ってやるのと、何も知らずに、ただ耐えているのでは、

 トレーニング効果が全然違ってしまいます。

 今日の練習は何のためにやるんだろう? どんな効果があるんだろう?

 より、効率良く力を身につけるには、どこを、どう動かしたら良いんだろう?

 どんな事も、いつも考えながら取り組みましょう。

 正しい知識、正しい理解、正しい方法、正しい姿勢、正しい取り組み・・・。

 それらの積み重ねこそが、あたなを強く逞しいアスリートへと成長させてくれるのですから。

 もちろん、そうした高い意識で食事や栄養のことも考えて欲しいなぁ。

 そうした心の姿勢が身に付いたら、スポーツ栄養についても、

 もっと具体的に深〜いお話ができると思います。

 相談や質問は、どんどんお寄せ下さいね。お待ちしています。


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 正しい方法でやる、これって基本ですねぇ。

 それを教えるのが指導者の役目、とも言えます。

 間違ったやり方をしたら、どんな努力も水の泡、になりかねません。

 始めは正しくても、だんだん間違った方向へ行ってしまう、という場合もあります。

 常に自分でもチェックし、他の人にも確認する事が必要ですね。


 ★山根氏のつぶやき☆★──────────────────────────────☆

  週末、試合会場に行くことが出来ない時は、夜のスポーツニュースが楽しみだ。

  ネットで見るのは苦手だし、結果しか分からないから。

  親しい選手やチームの皆さんのプレーが少しでも見たい。必要なのは結果だけではない。

  でも、スポーツニュースはいつも期待はずれ。注目選手や話題ばかりが先行していて、

  肝心の試合映像はカットされたり、ごくごく限られた選手しか映らなかったり。

  テレビ局が勝手に作り上げた注目選手が活躍しなかったりすると、競技自体の扱いも

  小さくなる。

  あくまでニュースとして、もっと公平かつ平等な報道がなされないものだろうか。

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 偏った報道、これはいつも感じることです。

 選手をまるで芸能人のように追っかけまわすのではなく、

 スポーツそのものを、きちんと伝えて欲しいなぁ、と。

 今年は五輪イヤーですし、報道も質を上げて欲しいですね。


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  先週に引き続き、社員募集のお知らせです。

  シーエフ・スポーツ事業部では社員を若干名募集しています。

  スポーツ選手の健康を守り、活躍を後押しする仕事です。

  主に栄養面からコンディショニングのアドバイスをしています。

  競技スポーツの現場で役立つための勉強とトレーニングを、

  生涯にわたって続ける意欲のある人を求めています。

  あなたの努力が、あなた自身だけでなく、後進の人達のためになります。

  セリア通信の読者の皆さんの中で、

  「山さんみたいな仕事がしてみたい」「競技を続けながら、仕事をしたい」

  と思っている人がいたら、ぜひ、御一報下さいね。

  相談、見学大歓迎、連絡をお待ちしています。

  問い合わせ・連絡先
  シーエフ・スポーツ事業部 担当 山根 武司(やまね たけし)
  電話 0470-86-5777(受付はAM8:30〜PM6:00)
  メール info@cf-seria.com(24時間受付可能)
  シーエフ社 所在地 〒298-0104 千葉県いすみ市松丸418-1
  ホームページはこちら http://www.cf-seria.com/

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 今週も、しばらく寒さは続く様です。

 風邪やインフルエンザ対策、しっかりとお願いしますね。

 自分のカラダは自分で守りましょう。

 栄養や休養も大切ですよ〜。

 それでは来週まで、どうかお元気で。


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