カラダづくりにオススメの春ごはん④ひじきごはん【セリア通信 vol.919】

2025年4月8日

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皆さん、おはようございます。
お元気ですか?

早いもので各都道府県の高校総体まで、ひと月余りとなりましたね。
先週末には、その前哨戦とも言える競技会が桜のもと、各地で開催されました。
ご出場された皆さん、手応えはいかがでしたでしょうか?

そこで高校総体の予選を控えた皆さんにお願いがあります。
それは通学時はもちろん、競技会に出場するときにも、天気の急変に備えておいてください。
着替えや雨具などで、ちょっと荷物が重くなって大変だろうけれど、どうかよろしくお願いします。

春は上空で暖かい空気と冷たい空気がせめぎ合っています。
だから、ひとたび晴れたら夏日を超えるほどの気温になることもあるでしょうし、突然の雷鳴と共に雹(ひょう)が降るほどの冷え込みに見舞われることもあるんです。

インフルエンザは落ち着き始めましたが、風邪やコロナはまだ微妙に流行しています。
ずぶ濡れになってカラダを冷やすと大変です!
どんな状況になろうとも心配のないように準備をして出かけましょう。

◆◇本日のメニュー◇◆

1 カラダづくりにオススメの春ごはん④ひじきごはん
2 セリアスタッフの舞台裏【野菜を食べないと…】
3 陸上雑感【ジャンプ力の測定】

山さんの地元、千葉県外房地方は今、房州ひじき漁が最盛期を迎えています。
春の大潮の日、岩場に群生したひじきを地元の漁師さんたちが鎌で丁寧に刈り取るんだそうです。
収穫されたひじきは、すぐに大釜で茹であげられ、乾燥ひじきなどに加工されます。
こちらでは春になると、この「釜揚げひじき」がスーパーにも並ぶんです。
これが柔らかくって、コクがあって、ホント旨いんだなぁ!

カラダづくりにオススメの春ごはん④ひじきごはん

◆①春のカラダが欲するミネラルの宝庫◆

ひじきは、海のミネラルを豊富に含んだ食品です。
そのミネラルはどれもタンパク質と共にカラダづくりに欠かせない栄養素ですね。
なかでも血液や骨をつくるのに重要な鉄分やカルシウム、マグネシウムの含有量は群を抜いています。
また、腸内環境を整える食物繊維もたっぷり含んでいるので、お腹の調子を整えるのにも便利な食品です。

【ここがポイント】
ひじきは、天然のサプリメントとも言える食品です!

◆②ひじきは高タンパク・低脂肪食品◆

ひじきは、高タンパク・低脂肪食品なんです。
これを上手に利用して、春の大会に向けた「カラダの絞り込み」に役立てましょう。
例えば、”ひじきごはん”にすれば、同量の白米に比べてタンパク質とミネラル類が増量されますね。
その分だけケガや故障のリスクが軽減することができるでしょう。
しかも、ひじきの分だけカロリーを抑えることができます。
ひじきの旨味や香りを上手に引き出して、甘さを控えめにするのがコツです!

【ここがポイント】
甘さ控えめのひじきごはんで、上手にカラダを絞り込もう!

◆③豆類との相性が◎◆

ひじきは、カラダづくりに必要な栄養を豊富に含んでいる豆類との相性が抜群です!
”ひじきの煮物”には大豆やさつま揚げが入っていることが多いですね。
あれは、春のカラダが欲する栄養がくまなく詰まった料理なんです。
【ここがポイント】
ひじきと大豆とさつま揚げの煮物は、カラダを育てるお料理です!

◆④オススメのレシピ◆

【こんな方は、ひじきを食べましょう】
【山さんのオススメお弁当レシピ】

ひじきは、油との相性も抜群なんです!
野菜炒めに入れても、味に深みが増しますのでお試しください。

~ひじきごはん(大豆入り)~

ひじき(乾燥)は、サッと洗ってから水で戻します。
研いだお米に、白だし、みりんを加えて、適量の水を加えます。
戻したひじきの水気をきって、大豆の水にと一緒にお米に加えて混ぜ合わせます。
お好みで油揚げや細切りのにんじんと一緒に炊いてもおいしいです。

いつものおにぎりを、「ひじきごはん(大豆入り)」にしてみませんか?
タンパク質やミネラルが豊富で、しかも低カロリーになるので、絞り込み期にはオススメです!

~ひじきと春キャベツと豚バラ肉の炒め物~

豚バラ肉は食べやすい大きさに切ります。
フライパンに油を適量入れ、塩コショウした豚バラ肉を並べます。
ひと口大に切った春キャベツを豚バラ肉の上に山盛りに乗せます。
その上に戻したひじきを乗せ、酒を少々振ったら蓋をして蒸し焼きにします。
キャベツがしんなりしたら、かき混ぜて塩コショウ・少量のしょう油で味を整えたら完成です。

~ひじきと豆腐のがんもどき~

木綿豆腐に重石を乗せて水切りをします。
ボールに戻したひじきと豆腐を入れ、塩を振ったら片栗粉入れてよく混ぜます。
ひと口大をスプーンですくって、熱した油に入れましょう。
きつね色になったら揚げ上がり。
生姜入りもオススメです。

【ポイント】
ひじきや大豆で栄養バランスが整うと、少量でも満足度がアップするので過食や間食(お菓子など)の予防にもなります。
常備食として週末に作り置きしておくと何かと便利ですね。
寮生なら実家から送ってもらうのも一案です。
ぜひ、お試しください。

::: セリアスタッフの舞台裏【野菜を食べないと・・・】 :::

この春、ある高校陸上部が合宿を行いました。
その際、生徒さんたちの食事風景を観察していた先生が興味深い発見をされました。

「野菜を食べない子は、調子を崩したり、怪我をしやすい」

栄養的にも理にかなった話です。
特に野菜に多く含まれるビタミンCには、以下のような働きがあります。
私も理論的には
「野菜不足=怪我や貧血、体調不良のリスクが高まる」
と考えていましたが、実際の現場で生徒の食事の様子を見ていた先生がその傾向を肌で感じたことで、
「やはり野菜を食べないと調子を崩しやすくなるのだな」
と改めて実感しました。
(山内)

::: 陸上雑感【ジャンプ力の測定】 :::

この春、勝浦の国際武道大学に集まってくれた長距離選手の競技能力を調べるために様々な測定を行った。

その中でも興味深い結果となったのが跳躍力だった。
接地時間と跳躍力の関係を示すリバウンドジャンプ・インデックス(RJ指数)と呼ばれる数値を
ラバーマットを用いて測定した。
RJ指数が高いほど接地時間が短く、しかもジャンプ高が高いことになる。

一見、長距離走と跳躍力は関係が無さそうであるが、実際には長距離走とて走る動作に変わりはない。
つまり、長距離走は地面を蹴って跳んで移動することの連続動作に他ならないのだ。

この指数が高ければ高いほどストライドも広くなり、ピッチが速いのである。
しかも、接地時間が短いほうが負荷は少なくなる。
実際に測定してみると、その結果は競技力に比例していた。
つまり、長距離が速い選手ほどRJ指数も高い傾向が見られるということだ。

長距離走も短距離走の延長なのだということを改めて実感する結果だった。

* * * * * * * * * * * * * * * *

今年は世界陸上の関係で大会スケジュールがすべて前倒しになっています。
いつもより開催時期が早まっていますので、ご注意ください。

では、また来週。


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