カラダづくりにオススメの春ごはん③桜えびごはん【セリア通信 vol.918】

2025年4月1日

前ページ:カラダづくりにオススメの春ごはん②アサリごはん
後ページ:カラダづくりにオススメの春ごはん④ひじきごはん

皆さん、おはようございます。
お元気ですか?

先週まで、こちらで合宿されていた高校駅伝チームの皆さん、お疲れ様でした。
いつもよりたくさんの学校が集まって、とっても賑やかでしたね。
今年もまた、国際武道大学の皆さんが手伝ってくださいました。
陸上部やトレーナーチームのサポートは本当に有難いです。
競技場やトレーニングルームを使わせてもらえたのも、皆さんのおかげです。

また、ご専門の先生方による体力測定やコンディショニングチェックでは、選手1人ひとりの走り方の特徴や改善点を教えてもらいましたね。
これからの練習に役立ててくれると嬉しいです。

おかげさまで山さんの栄養指導も好評だったとか…!?

今日から新年度ですね。
この合宿を経験した皆さんが、最高のシーズンを送れることを願っています。

◆◇本日のメニュー◇◆

1 カラダづくりにオススメの春ごはん③桜えびごはん
2 セリアスタッフの舞台裏【ごはんの量が足りない】
3 陸上雑感【公認制度】

国産の桜えびは、静岡県の駿河湾産が100%なのだそうです。
毎年3月中旬から6月にかけてが春の漁期。
とはいえ生桜えびはとても手に入りにくいので、今回は干し桜えび(干しエビを代用でも可)にしてみます。

カラダづくりにオススメの春ごはん③桜えびごはん

◆①春のカラダが欲する栄養の宝庫◆

干し桜えびは、とても優れた高タンパク食品です。
100g当りに含まれるタンパク質は60g以上にもおよびます。
また、含有するカルシウムはなんと100g当り2000mgにもなるのです。
小さじ1杯ほどの干し桜えびで、100mg以上ものカルシウムが補えることになります。
焼きそばや、お好み焼き、春キャベツの炒め物にサッとふりかければカルシウム補給は完了です!

【山さんのオススメ】
干し桜えび、しらす、ごま、などを炒ってお好みで味付けしたふりかけを作ってみては如何でしょうか?
骨を丈夫に育てる自家製サプリメントがご家庭でも簡単につくれますね。
疲労骨折などでお困りの方にはオススメします!

◆②疲労回復を助ける栄養が豊富◆

あさり同様に、疲労回復を助ける遊離アミノ酸の一種、タウリンが豊富な食品です。
また、活性酸素の除去に欠かせない抗酸化作用の強いアスタキサンチン、深い睡眠へと誘うアミノ酸の一種グリシンなどの栄養が豊富です。
また、オメガ3脂肪酸のDHAも多く含まれています。
干し桜えびには、これらの栄養がさらに凝縮されているんです。

生の桜えびや釜揚げの桜えびを食べると、うま味の中にどことなく甘みを感じます。
それがまさにグリシンが醸し出す味なのです。

桜えびを食べる→カルシウム+グリシン=良質な睡眠

◆③豆類との相性が◎◆

亜鉛・銅・マンガン・鉄などのカラダづくりに必要な栄養を豊富に含んでいる豆類。
桜えびは、このえんどう豆や大豆などの豆類との相性がとても良いんです!
以前、ご紹介した「絹サヤと卵の炒め物」に桜えびを加えれば、
春のカラダが欲するミネラルが十分補給できます。
また、「グリーンピースご飯」に桜エビを入れても美味しくいただけます。

春に旬を迎える「桜えび」。
カラダづくりに欠かせないミネラル類を補うそのレシピは
あなたのアイディア次第でまだまだ広がりそうですね。

◆④オススメのレシピ◆

【今日のまとめ】
  1. 干し桜えびは、カルシウムが豊富。
  2. 干し桜えびは、疲労回復を助ける遊離アミノ酸、タウリンやアスタキサンチンが豊富。
  3. 干し桜えびは、DHAが豊富。
  4. 干し桜えびは、豆類との相性が抜群。

【山さんのオススメお弁当レシピ】

~干し桜えびごはん~

桜えびは、油をひかずにフライパンでサッと煎ります。
研いだお米に、白だしを加えて、適量の水を加えます。
桜えびを加えて、炊いたら完成です。
お好みで油揚げや針生姜と一緒に炊いてもおいしいです。

~干し桜えびと小松菜の炒め物~

小松菜は食べやすい大きさに切ります。
フライパンに油を適量入れ、干し桜えびをサッと炒めます。
小松菜を入れて、お好みで味付けをしてください。
カルシウムの豊富な一品の出来上がりです。

~干し桜えびと小松菜の炒飯~

小松菜はみじん切りにします。
小松菜を軽く炒めて、干し桜エビを入れます。
サッと火が通ったら溶き卵を入れ、次にご飯を入れて炒めます。
お好みで味付けしたら出来上がりです。

干し桜えび+小松菜→高カルシウム食品&代謝を促進


::: セリアスタッフの舞台裏【ごはんの量が足りない】 :::

駅伝強豪校で食事栄養講習を行うことになりました。
その準備として、生徒の皆さんに日頃の食事ついてのアンケートに答えてもらいました。

「強豪校の生徒なら、みんな食事をしっかり摂っているだろう」
と思っていましたが、回答を見て驚きました。
全然ごはんの量が足りていないのです…。

多くの生徒が1日たった茶碗3杯のごはんしか食べていませんでした。
運動をしない一般の人ならそれでも問題ないかもしれません。

しかし、高校生の皆さんは
といった環境にいるのだから、もっとしっかり食べなければいけません!
ごはんを食べないことで、貧血や故障のリスクが高まるのです。

競技力向上のためにも、貧血や故障で苦しまないためにも、
ごはんをしっかり食べましょう!

※ごはんの量については過去のセリア通信vol.674、vol.675、 vol.676をご参照ください。
(山内)

::: 陸上雑感【公認制度】 :::

2027年度までに小中学生が登録を行う一般の加入団体において、1名以上の陸連公認コーチ資格保持者、公認審判員資格保持者の登録が義務付けられている。
中学校部活動の地域移行化を受けて指導者への公認資格保有を求めるものだが、そもそも資格取得機会が限られているのにもかかわらず、実施まで2年足らずしかないのが心配だ。
資格取得講習は各県単位で行われているが、応募が始まった時点で予定人数に達してしまうのが現状だ。
東京近郊のように受講機会に恵まれている地域ならいざ知らず、地方のクラブチームでは取得が間に合わないケースも出てくるだろう。
その結果、子供たちが行き場を失うことだけは避けねばならない。

* * * * * * * * * * * * * * * *

今年度のインターハイ、陸上は広島です。
そして、全中は沖縄。
出場目指して頑張りましょう。

では、また来週。

セリアのご注文、ご相談はLINEからも受け付けております。
友だち追加

前ページ:カラダづくりにオススメの春ごはん②アサリごはん
後ページ:カラダづくりにオススメの春ごはん④ひじきごはん


 今までのセリア通信はこちらから


 セリア通信の登録(無料)はこちらから


 御注文はホームページから