2025年5月6日
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皆さん、おはようございます。
お元気ですか?
大型連休も、とうとう最終日となりました。
きっと皆さんは、練習や競技会で休む暇などなかったことでしょう。
ご家族の皆さんも、お弁当づくりに、送迎に、ほんとうにお疲れ様でした。
早くも、関東インカレや高校総体都道府県大会が始まります。
なんだか私たちもソワソワしています。
いよいよですね!
皆さんが思い描いた通りのパフォーマンスとなりますことを信じて応援しています。
◆◇本日のメニュー◇◆
1 貧血が改善されないケースについて
2 セリアスタッフの舞台裏【栄養フルコース型は難しくない!】
3 陸上雑感【公認競技場】
食事改善に取り組み、鉄剤を服用しても貧血が治らなかった。
セリアに切り替えて、練習量も落としたのに、数値が一向に上がらない。
しばらく練習を休んだのに、なんら変化が見られないので、どうしたら良いかわからない…。
そんなお悩みを抱えている皆さんが見舞われていた状況について、ご報告します。
貧血が改善されないケースについて
◆①甲状腺の異常が疑われるケース◆
ひどい貧血を抱えていた選手のなかには、食事をしっかり食べているのにまったく太らない方がいました。どんなに食事量を増やしても、鉄分補給に努めても、ほとんど身に付きませんでした。
負荷の少ないトレーニングに抑えてみたり、まったく休んでも改善は見られなかったのです。
このような場合では、甲状腺に何らかの異常を来たしていた例がありました。
甲状腺は、首にある喉仏の下側にある4~5センチほどの臓器です。
カラダの代謝や、成長を調節するホルモンを分泌します。
この器官の異常と、貧血には密接な関係があります。
かかりつけ医で治療を受けても、貧血が一向に改善されない場合は、スポーツドクターのいる大学病院などで一度、検査することをお勧めします。
◆②食物アレルギーが疑われるケース◆
体内に取り入れた食物を消化し、栄養を吸収する腸の表面には「粘液層」が形成されています。何らかの理由で、この粘液層が欠損して、腸管細胞が傷つけられてしまうと、細菌やウイルスはもちろん、有害物質などが体内に侵入しやすくなります。
反対に、血中の栄養が漏れ出す状況も起こります。
これを「リーキーガット(腸もれ)」と呼びます。
その原因の1つに、食物アレルギーが挙げられるようになりました。
例えば、小麦に含まれるグルテンアレルギー。
グルテンアレルギーの症状の1つが、体重の減少です。
小腸組織に損傷が見られ、腸内環境が悪化し、栄養が吸収されずに減少するのです。
栄養の吸収が妨げられるので、基本的に必要エネルギー不足に陥りやすく、また、血液などの組織をつくる栄養も慢性的に不足します。
長期間、貧血状態が続いていて、食べても食べても改善しない方、お腹の調子が不安定な方はぜひ、食物アレルギー検査を受けてみてください。
リーキーガット(腸もれ)が原因かもしれません。
◆③今一度、食生活を見直そう◆
①、②、いずれのケースも選手が「まじめに改善に取り組んだ」からこそ、他の原因をあれこれと探ることができたのだと思っています。食生活習慣や栄養バランスに問題なしということがわかったからこそ、スポーツ専門医の診断を仰ぐこともできたのです。
長く貧血症状に悩まされていると、どうしても自暴自棄になりがちですが、まずは今一度、食生活改善を徹底してみましょう。
また、場合によっては指導者とよく相談した上で「練習を休んでみる勇気も必要」です。
長距離選手の皆さんは真面目なので、オーバートレーニングが原因というケースがほとんどだからです。
チームから離脱して、練習を休むのは、さぞかし不安だと思いますが、絶対に治すと信じて、カラダを休めましょう。
今回ご紹介したような病気や、カラダの不調が原因で起こる貧血はごくわずかです。
ランナーに見られる貧血の原因第一位は、あくまで必要エネルギー量不足であり、第二位はタンパク質や鉄分などの、「カラダづくりに栄養不足」です。
【まとめ】
貧血になったら、まず食生活改善を徹底しましょう。
あまりのも長期間、深刻な状況が続くようでしたら専門医を受診しましょう。
日頃から栄養バランスアップを心がけましょう。
そして、セリアも上手にご利用ください。
::: セリアスタッフの舞台裏【栄養フルコース型は難しくない!】 :::
今週は、私が考える 「誰でも簡単にできる栄養フルコース型の食事」 をご紹介します。【主食】ごはん(※パックご飯でOK)
【主菜】納豆
【副菜】お味噌汁(※インスタント・フリーズドライ可)、ミニトマト
【乳製品】牛乳
【果物】バナナ
いかがでしょうか?
調理は一切不要。電子レンジとお湯さえあればすぐに準備できるものばかりです。
物足りなく感じるかもしれませんが、これでも立派な「栄養フルコース型」の食事になっています。
どうでしょう?栄養フルコース型の食事って、意外と難しくないと感じませんか?
もちろん、皆さんにはもっと充実した食事をとってほしい。
今回はあくまで 栄養フルコース型は難しくないことを表現するために、“最低限の例”としてご紹介しました。
ぜひ皆さんなりに工夫を加えて、質・量ともにより充実した食事を目指してみてくださいね。
(山内)
::: 陸上雑感【公認競技場】 :::
国内には400を超える陸上競技場があるそうだ。都道府県別に調べてみると、東京が27施設で一番となっている。
また、致し方ないことながら競技場の数と人口は正比例の関係となっている。
ちなみに東京以外で20施設を超えるのは北海道と千葉県である。
競技場が多いところは、やはり陸上が盛んだ。
最近、ルール改正に伴い競技場の改修が盛んに行われるようになった。
その一方で、予算不足を理由に、改修を断念する競技場も増えている。
非公認競技場となり、競技会が開催できなくなったケースもあるという。
身近な競技場で公認大会ができるように社会が一丸となって、対策を考える必要があるのではないだろうか。
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さぁ、いよいよ本番です。
総体、インカレ等々、ご出場の皆さんのご活躍を信じて応援しています。
では、また来週。
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