ケガ・故障・貧血の回復を早めるには ②血流を良くしよう【セリア通信 vol.926】

2025年5月27日

前ページ:ケガ・故障・貧血の回復を早めるには ① 基礎代謝を高めよう
後ページ:お腹の調子が落ち着かない方へ

皆さん、おはようございます。
お元気ですか?

山さん、またまた地元千葉県いすみ市で只者ではないと思われるランナーに遭遇しました!
お話を伺ってみると、オーストラリアのメルボルンから陸上の武者修行にやって来たと言う青年でした。
週末は各地で開催されている競技会に出場しているそうで、5000メートル13分台のトップアスリートです。
今年、1月に来日され、お母様のご実家がある埼玉陸協の所属だそうです。
走り回るのに適した場所で、天候も安定していると言う理由から、4月からいすみ市を拠点にトレーニングをしているとか…。
今週末は日体大記録会に、ご出場されるそうです。

それにしても実業団や大学トップチームのみならず、海外選手までが此処、いすみ市にやって来るなんて単なる偶然とは思えません…。

◆◇本日のメニュー◇◆

1 ケガ・故障・貧血の回復を早めるには ②血流を良くしよう
2 セリアスタッフの舞台裏【千葉県高校総体 #2】
3 陸上雑感【アイススラリー】

傷んだ部位の修復には、栄養が必要です。
その栄養を運び届けるのが血流ですね。
早く治すには、血流を良くする必要がありそうです…。

ケガ・故障・貧血の回復を早めるには ②血流を良くしよう

◆①血流促進その1、赤血球を柔らかく保つ栄養◆

魚の油として知られるオメガ3脂肪酸の一種、EPAは赤血球の柔軟性を高めてくれます。
それによって血の巡りが良くなり、カラダの隅々にまで酸素や栄養が十分に届けられるのです。
また、血の巡りが良くなることによって故障部位に発生した疲労物質や炎症物質、老廃物などが取り除かれるようになり、痛みを軽減することが知られています。

次のような方はEPAの不足が考えられます。

  1. 魚をほとんど食べず、肉食や加工肉(ソーセージ、ナゲット、ベーコン、ハム等)に偏っている
  2. 日頃から筋肉痛がひどく、炎症しやすい
  3. 他の人よりケガや故障の治りが遅い
  4. CPK(CK)の値が、いつも高い

※CPK(CK):クレアチンホスホキナーゼ 筋肉細胞に含まれている酵素です。
筋肉などの組織が損傷すると血中濃度が高くなります。

◆②血流促進その2、血管を柔らかく保つ運動◆

血管は、外膜・中膜・内膜の三層構造になっています。
このうち、中膜は筋肉と同じ「平滑筋」でできていることをご存知でしょうか?
ですから、ケガや故障した箇所は炎症の影響から血管も萎縮したり、硬くなりやすいのです。
また、動かせないでいるうちに柔軟性が失われてしまい、血流も悪くなるようです。
血管の柔軟性を保持するのには、静的ストレッチが有効です。
ケガや故障に影響を及ぼさない程度でかまいません。
少しずつ伸ばし、数秒だけ静止させましょう。
数秒止めることによって、一酸化窒素(NO)が伸ばした部位に生じます。
このNOが血管の平滑筋に柔軟性をもたらすため、血の巡りが良くなる仕組みです。

◆③血流促進その3 血液をサラサラに保つ食材◆

海藻類には、血液をサラサラに保つ働きがあるんです。
アルギン酸という食物繊維がコレステロールの吸収を抑え、体外への排出を促すからです。
その結果、血圧の上昇が抑制されたり、動脈硬化を予防することも知られています。
腸内環境を整える優れものとしても有用な海藻類を毎日食べて、血の巡りをスムースに保ちましょう。

また、納豆に含まれる納豆キナーゼという酵素をご存知でしょうか?
納豆キナーゼには、血液中に溜まりやすい血栓を溶かす働きがあります。
そのため、血栓のないスベスベな血管を保つことができるので血の巡りが良くなります。
さらに納豆には骨を丈夫に育てるビタミンKも豊富に含まれています。
毎日、毎朝、1パックの納豆を食べて血の巡りを保ちましょう。

◆④血流促進その4 血の巡りがカラダを治す◆

血の巡りが良くなれば、カラダの隅々まで酸素が行き届き代謝が活発になります。
同時に、栄養がくまなく送り届けられるため回復の効率がよくなります。
なかなか思うように回復しないようなら、血の巡りを考えましょう!

血の巡りを良くするための心得

  1. 規則正しい生活(体内時計を合わせ、自律神経系と内分泌系の働きを整える)
  2. 規則正しい食生活(体内時計、自律神経系および内分泌系と連動するため)
  3. 血の巡りを良くする食材を食べる
  4. ストレッチ、入浴、マッサージなどのケアを心がける
  5. カラダを冷やさない(保温に努める)

カラダにトラブルを抱えているときほど、
生活習慣や食事・栄養にフォーカスしてバランスを整えることが大切です。
それが自然治癒力を高める秘訣なんです!

【おすすめのセリア】
ケガや故障が長引いている皆さんにおすすめのセリアは、魚油精製加工したDHA、EPAをバランス良く配合したセリアサプライズです。
抗酸化作用の強いビタミンEやβカロテンも強化し、代謝を助けるMCT(中鎖脂肪酸)も強化しました。
セリアリベロセリアC aセリアCと一緒に、ご利用ください。

::: セリアスタッフの舞台裏【千葉県高校総体 #2】 :::

勝負は最後まで分からないと、よく言われます。

今年の千葉県高校総体では、7番手を走っていた選手が、もう無理だろうという位置から、猛烈なスパートをかけて、ゴール直前で6番手になるというシーンを何度か見かけました。

6番と7番は都道府県や地区総体において、上のステージに行けるかどうかの分岐点。
それゆえ7番手の選手は必死になり、思いもよらない力を発揮するのでしょう。
その結果が、劇的な逆転劇でした。

最後の最後で逆転された選手たちの悔しさは想像できません。
恐らく、このような経験をしたことで、今後2度と最後まで力を緩めないことを覚えたのであれば、今回の失敗も良い教訓になったのではないでしょうか?
この悔しさを糧にさらなる成長とご活躍を願っております。
(山内)

::: 陸上雑感【アイススラリー】 :::

もうすぐ、6月ですね。
そろそろ梅雨支度が必要です。
高温多湿の環境下では本来のパフォーマンスがなかなか発揮されません。
それどころか熱中症の危険もはらんでいます。

そうならないために、一昨年からいくつかのチームでアイススラリーを試していただきました。
また、インターハイや全日中のような真夏の大会に出場する選手にはアイスベストも着用して頂きました。
これがとても好評だったのです。全国大会の舞台でも思う存分、力を出し切ることが出来たというご報告を頂きました。

理論上は、レース前のアップ後にアイススラリーを飲むことによって深部体温が低下し、それによってレース中の心拍数が下がるというものでした。
このようにして深部体温と心拍数の低下によって体温上昇が抑えられるため、猛暑・酷暑のレースであっても本来のパフォーマンスに近いものが発揮されるであろうというものです。

実際には、アイススラリーの他にも、アイスベストを着用して召集所で待機してもらったのです。
また、入場直前にもアイススラリーを飲んだ選手もいらっしゃいました。

試してくださったチームや選手の皆さんには、練習でアイススラリーの摂取やアイスベストの着用と試して頂きました。
何度か試したからこそ、本番でも有効だと信じてトライすることが出来たのだとも考えています。
暑さ対策のひとつとして、皆さんもぜひ、試してみてください。

※アイススラリーについて 大塚製薬 https://pocarisweat.jp/products/iceslurry/
大正製薬 https://brand.taisho.co.jp/contents/sports/489/

* * * * * * * * * * * * * * * *

庭のアーモンドがたくさん実りました。
夏の収穫時期まで、落ちないことを祈る毎日です。

では、また来週。


前ページ:ケガ・故障・貧血の回復を早めるには ① 基礎代謝を高めよう
後ページ:お腹の調子が落ち着かない方へ




セリアのご注文、ご相談はLINEからも受け付けております。
友だち追加


 今までのセリア通信はこちらから


 セリア通信の登録(無料)はこちらから


 御注文はホームページから