大事な試合に向けて身につけてほしい体調管理の新習慣 ①歯みがき【セリア通信 vol.929】

2025年6月17日

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皆さん、おはようございます。
お元気ですか?

こちら、千葉県いすみ市は今、栗の花が満開です。
辺りいちめんに香りが漂っています。

夏鳥を知らせるホトトギスもやってきたようです。
耳に、目に、匂いに、ずいぶんと賑やかな朝を迎えています。

もう、濡れても気にならないのが、梅雨のランニングですね。
さあ、今日も楽しんで走りましょう!

◆◇本日のメニュー◇◆

1 大事な試合に向けて身につけてほしい体調管理の新習慣 ①歯みがき
2 セリアスタッフの舞台裏【もったいない】
3 陸上雑感【徹底究明】

「これから大舞台というときに体調を崩す選手が増えているんです…」
全国有数の駅伝強豪校の先生から、そんなご相談がありました。
「どうも体調を崩しやすい」と思っている皆さん、体質改善のために身につけて欲しい新習慣をご紹介します。

大事な試合に向けて身につけてほしい体調管理の新習慣 ①歯みがき

◆①手洗い、うがいの習慣化、そして・・・◆

風邪やインフルエンザ、食中毒などの感染症の予防には、ウイルスや菌を寄せ付けないことが大切です。
その1番の方法が「手洗い・うがい」です。
今、子供たちの間では季節を問わずして様々な感染症が流行しています。
だからこそ、「手洗い・うがい」を考えずとも行えるように習慣化してしまいましょう!

こんなときにも「手洗い・うがい」をしましょうね。


◆②さらに身につけよう口腔ケア「歯みがき」習慣◆

さらに、ぜひ身につけて欲しいのが、口腔ケア「歯みがき習慣」です。
ウイルスの多くは、まず鼻や口、ノドの粘膜に付着します。
歯みがき習慣が身についていて、口の中が健康なら、鼻や口、ノドを覆う粘膜がウイルスの細胞内への侵入を十分に防いでくれるんです。
このような方が一般に「風邪をひかない、インフルエンザにかからないタイプ」と言えるでしょう。

ところが、この粘膜がはがれていたり、分解しまっていたら大変!
ウイルスはあっという間に細胞に侵入してしまい、増殖を開始。
その毒素が放出されるため、特有の症状に見舞われます。

◆③歯周病菌の悪さ◆

このようにしてウイルスの侵入を許す原因をつくっているのが、「歯周病菌」なんです!
口腔内に増殖した歯周病菌が産み出す「プロテアーゼ」という酵素が粘膜をつぎつぎに分解するため、保護膜で覆われていた細胞がウイルスにさらされてしまい、侵入を許してしまうのです。
このように歯周病(歯肉炎・歯周炎)だったり、歯垢(しこう=プラーク)が多いと、プロテアーゼがたくさんつくりだされてしまうため、感染症に弱くなります。
そうならないように日頃から「歯みがき習慣」を身につけましょう。

口腔ケアには自信があるという方でも、もしかしたら粘膜が削れやすい生活習慣を送っている可能性があります…。

◆④朝晩以外にも、歯みがきしよう!◆

①起床後の歯みがき
寝ている間は口の中が乾燥してしまいます。
そのような状態だと歯周病菌が増殖しやすいんです。
口を開けて寝てしまう方、イビキをかきやすい方、鼻が詰まりやすい方は要注意!
そうでなくても起床直後にノドが乾いていたら御用心ください!!
起床後、すぐの歯みがきをおすすめします。
これも習慣化してしまいましょう。

②ランニング前の歯みがき
同じように呼吸が激しくなるランニング中も口の中が乾燥しやすいんです。
発汗量の多いこれからの季節だと、口の中がネバネバして嫌な気持ちになることもありますね。
そのような状態にならないよう、こまめな水分補給をお願いします。
ランニング中に口の中がネバネバしやすい方には、走る前の歯みがきをおすすめします。

③寝る前にも歯みがき
夕食後に歯みがきしているあなた!
感染症の予防が必要な大事な試合前になったら、寝る前にもう一度、歯みがきをしましょう。
緊張しているときも、ノドが渇いて口の中が乾燥していますから。

④クリーニングのおすすめ
どうも風邪やインフルエンザなどに罹りやすいと思っている方。
そんなあなたはぜひ、一度歯科医院で診察してもらってみてください。
歯石や歯垢を除去してもらうだけでも感染症の予防になるからです。
たとえ虫歯がなくても、定期的にクリーニングしてもらうと病気になりにくくなるからおすすめです!

::: セリアスタッフの舞台裏【もったいない】 :::

先週、大学駅伝部の練習を訪問しました。
練習後の食事・栄養の話の中で、

「エナジードリンク、菓子パン、カップ麺は控えましょう」

と伝えたところ、バツの悪そうな表情を浮かべる選手が何人か。
どうやら、日常的にこうしたものに頼っている選手も少なくなかったようです。

大学まで競技を続けられる選手は、確かな力と才能を持っているはず。
にも関わらず、わざわざパフォーマンスを下げたり、体重増・怪我・貧血・疲労の原因になるような食生活を選んでしまうのは本当にもったいないと感じます。

アスリートにとって身体は資本であり、何よりの武器です。
もっと大切にしてほしい。
そんな思いを改めて強く感じた一件でした。
(山内)

::: 陸上雑感【徹底究明】 :::

「貧血の原因がわからないんです…。」
かかりつけ医でも、大学病院で調べても原因不明とされることがある。
なかには貧血と診断されて以降、まったく走っていないのに、治療を続けてもいっこうに治らない選手も…。
そんなご相談が一番、辛い。
ただ、選手は一人一人違うのだから、貧血の原因だって人それぞれに違いないのだ。
同じものを食べても、同じ練習をしても、結果が異なるのは当たり前なのだから。
医者にもわからない原因を究明するのも私たちの使命だと考えている。

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高校総体地区大会が各地で開催されています。
残すところは今週開催の北海道、北信越、東海、中国地区となりました。
思い描いた通りのパフォーマンスが発揮されますよう祈っております。

では、また来週。


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