走り込んで研ぎ澄まされたカラダを考える その2【セリア通信 vol.945】

2025年10月7日

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皆さん、お元気ですか。

箱根駅伝予選会エントリーメンバーの登録が昨日6日の朝で締め切られました。
各校ともに、どのような布陣となったのか、とっても気になるところです。

ところで予選会当日のスタート時間が変更となりました。
昨年までは午前9時35分でしたが、今年は暑熱対策のため午前8時30分となっています。
会場となる昭和記念公園の入場開始時間は7時30分ですので、
ご観戦予定の皆様は、お間違えのないようにお願いします。

なお、一部の入場口は9時30分開門となっています。
詳しくはこちらから大会情報をご確認ください。
https://www.kgrr.org/competition/?id=120

◆◇本日のメニュー◇◆

1 走り込んで研ぎ澄まされたカラダを考える その2
2 セリアスタッフの舞台裏【躍進のきっかけ?】
3 陸上雑感【予習】

筋破壊が多いタイプのランナーに見られる特有の症状にも注意しましょう。

走り込んで研ぎ澄まされたカラダを考える その2

◆筋破壊のマーカー①尿素窒素(BUN)◆

マラソンや駅伝に向けた走り込みやスピード練習で、筋肉細胞が激しく破壊されると、体内でタンパク質が分解されます。この過程で、生成されるのが尿素です。
血液検査では尿素窒素(BUN)として測定され、筋肉の損傷度合いを示します。

【尿素窒素BUNが高い場合】

尿素窒素が高い場合、このような状況が考えられます。

◆筋破壊のマーカー①尿素窒素が多いと・・・◆

尿素窒素が多いランナーには特有の症状が見受けられます。
思い当たることがあるようでしたら、ご注意ください!


【尿素窒素が増える理由】
トレーニングでダメージを受けた筋肉の回復が不十分なまま、調子の良さと勢いにまかせてとにかく走ることだけに猛進していませんか?
練習をやればやるほど「栄養+休養」が大事だということを今一度、思い出してください。

◆こんなケースも・・・◆

激しいトレーニングを行うアスリートには、尿素窒素が高い方が多いようです。
なかでも長距離ランナーや、減量を伴う競技のアスリートなどに多いのをご存知でしょうか?
減量中であることから「糖質制限」および「水分制限」を行うことで、筋破壊、タンパク質アミノ酸の分解が高まり、尿素窒素が増えるためです。

【意外な変化が・・・】
食事代わりに「大量のプロテイン摂取」を続けると体内にアンモニアが大量に発生します。
なんとなく以前より、「体臭」を感じたり、「汗くさい」ような状況になったら、お気をつけください。
肝臓や腎臓が働き詰めで代謝が不十分となり、アンモニアの処理と排泄が追いつかない状況だからです。
処理が追いつかない毒素が汗から噴き出しているために「異臭」を感じるようになります。
このような状況になったらすでに「過労」となっていて、回復には時間を要します。
実は案外、過労の選手から「異臭」を感じることは多いんです。
アンモニア臭って、あの鼻を突くような嫌な臭いです。

◆フェリチンが貯まらないあなたも要注意◆

食事栄養バランスに気をつけているのにフェリチンが貯まらないというご相談が増えています。
そのような選手の血液検査結果を見比べてみると、クレアチニンや尿素窒素が高くなっていたり、ASTなどの肝機能の数値が異常に高くなっていることが多いんです。
つまり肝臓や腎臓が疲れ切って「過労」となっているのです。

たとえば、フェリチンは「肝臓に貯えられた鉄」のことですね。
オーバートレーニングや栄養不足から内臓を疲弊させてしまっているようでは、鉄を摂ったからといって簡単に貯まるものではありません。
十分に疲れを癒して、万全の状態にすることが先決です。

今一度、「運動・食事・休養」のバランスアップに努めましょう。
最近のジュニアアスリートを見る限り、過労の原因は「食事栄養バランスの悪化」に他なりません。
とくに、「必要エネルギー量不足」にならないようにご注意ください。
ごはんの量を見直してくださいね!

【そんなあなたにおすすめのセリア】
セリアFe 吸収の良いヘム鉄が主成分。エネルギー代謝に欠かせないビタミンB群を強化。
セリアロブ 弱ったカラダでも吸収性の高い各種ペプチドを配合。筋肉や内臓の栄養をサポート。

::: セリアスタッフの舞台裏【躍進のきっかけ?】 :::

昨年、大学駅伝部の選手から「絶不調で走れない」との相談を受けました。
話を聞くと、貧血と疲労が原因のようでしたので、 セリアジョブセリアロブを摂ってもらうことにしました。

それから月日が流れ、SNSで彼の名前をみてビックリ!
先週末のレースで、彼は自己ベストを大幅に更新していたのです。
これだけ走れれば、大学駅伝への出場も現実味を帯びできたはずです。
あの時の相談が、今回の躍進のきっかけになっていたかと思うと、本当に嬉しくなります。

皆さんの中にも、「なんだかうまくいかないな」と感じる時があるかもしれません。
そんな時は、どうぞお気軽にご相談ください。
一緒に浮上のきっかけを見つけていきましょう。
(山内)

::: 陸上雑感【予習】 :::

ヒトがもっている「知らないものや理解できないものに対して感じる不安や恐怖」は、進化の過程で生存戦力として培われた基本的な心理メカニズムだという。
某チームは、これを逆手にとって不安や恐怖の解消に努めている。

つまり、コースを熟知し、徹底した戦略を練っているのである。
どの地点で、どのような苦しさがあり、レースはどのような展開となっているのか?
レース展開を分析して、予測して、予習するのである。
そうすることによってレース中に見舞われるのは「予測不能な苦痛や恐怖」ではなく、あらかじめ想像された苦しさや困難に過ぎない。

「いつまで続くのか」、「どれほどの苦しさか」が予想されているので、案外、我慢できるという。

* * * * * * * * * * * * * * * *

全国高校駅伝出場をかけた都道府県予選が開幕します。
トップバッターは北海道高校駅伝!
皆さんが万全の状態で走れますよう祈っています。

では、また来週。


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