2025年11月4日
Tweet
前ページ:栄養バランスの傾向と対策 その1ビタミンC
後ページ:
皆さん、お元気ですか。
いつ、どこからともなく出没する熊による被害が広まっている中、高校駅伝東北大会(秋田県立中央公園陸上競技場発着コース)が、トラックレースでの開催へと変更されたそうです。
苦渋の判断だったと思われますが選手の皆さんはきっと「タスキリレー」で勝負したかったことでしょう。
それでも全国高校駅伝地区代表のかかった大会だけに中止とならずによかったですね。
コロナ禍でも、同じような変更を余儀なくされた数多の大会がありました…。
ところで、愛媛県松山市では中学校駅伝が70年の歴史に幕を下ろすことになったと発表されました。
少子化問題や働き方改革の影響などがクローズアップされる一方で、「出場を希望する生徒の減少」という理由も挙がっているのが残念でなりません。
「かけっこの魅力は、人にしか伝えられない」というのが私の持論です!
出場希望者が減ったということは、その魅力を伝えられる大人がいなくなったとも言えるのではないでしょうか。
決して他地域のことでは済まされません。そのような大人の1人として責任を感じてしまいます。
せめて、ランナーの食にまつわるコンディショニングについての発信を続けながら、「かけっこの魅力」を精一杯伝え続けられるように努めます!
◆◇本日のメニュー◇◆
1 栄養バランスの傾向と対策 その2 ビタミンB群
2 セリアスタッフの舞台裏【貧血・故障に悩まなくなった理由】
3 陸上雑感【千葉避暑地】
適度な運動なら免疫力はアップしますが、運動も度を越すと免疫力は下がってしまいます。
つまり、アスリートの免疫力は一般の方より低下している可能性が高いんです。
それを強化し、支えるには、それ相応の栄養補給が必要なんです。
栄養バランスの傾向と対策 その2 ビタミンB群
◆①蔓延しているビタミンB群不足◆
いまや「ドリンク剤」のCMを見ない日はありません。それほどまでに日本社会にはすっかり定着した商品と言えるでしょう。
その主成分こそが、日本人に不足しがちな栄養素「ビタミンB群」なのです。
精製された穀物や加工食品の摂取ばかりか、魚離れなどもビタミンB群不足に拍車をかけています。
ところでいったい、ビタミンB群とは、何なのでしょうか?
その主な働きは、「エネルギーづくりを活発にする」ことであり、「やる気、元気の源」です。
元気よく活動するためのエネルギーづくりを円滑にするための補酵素としての役割を担っているのがビタミンB群なのです。
ところが、 厚労省の発表によると、ビタミンB群は充足率の低い栄養のひとつとして取り上げられています。
つまり今の日本人の食生活では補いきれていない状況にあることがわかります。
◆②ビタミンB群が不足すると・・・◆
エネルギーを体内で最も消費している器官が脳なのはご存知でしょうか?ビタミンB群に不足が生じると、脳もかんたんにエネルギー切れを起こします。
眠い・だるい・ボーッとする・疲れる・集中できない・イライラする・諦めやすい・キレやすい…。
急に手足の力が抜け、顔面蒼白となり、脂汗が出てきたりすることもあります。
このような状態を繰り返しているうちに「自信・やる気・元気」が喪失され、何をするのも面倒に感じたり、嫌になったりします。
なんだか突然、部活を辞めたくなったり、走ることが嫌になったりすることもあるでしょうし、学校生活にも悪影響が及ぶので注意が必要ですね。
ちなみに、お菓子やジュースなどで砂糖を摂りすぎていると、ビタミンB群を消耗してしまうためエネルギーがつくれなくなり疲労してしまいます。
◆③ビタミンB群不足が及ぼす影響◆
ましてや大量のエネルギーを燃やし続けている長距離ランナーには必須の栄養素です。不足するとエネルギー切れや、失速の原因にもなりかねません。
主食であるご飯やめん類、パンなどで糖質をたっぷり補給していても、ビタミンB群が欠乏していてはエネルギーはつくられません。
もしかしたら、あなたがあのとき「ラストまで脚が残っていなかった」のも、エネルギー不足ではなく、ビタミンB群不足が原因だった可能性も考えられるでしょう。
カーボローディングを意識しているランナーは多いのですが、それと共にビタミンB群を補給している人はどれだけいるのでしょうか?
スタミナを持続させ最後までしっかり走り切るためにも、ビタミンB群の補給に努めましょう。
◆④スタミナ増強、貧血予防、そして免疫力強化にビタミンB群◆
もともと日本人は味噌やぬか味噌、玄米や雑穀類やキノコ類などからビタミンB1を補っていました。エネルギー代謝のみならず免疫力アップにも欠かせないビタミンB6は魚介類から補給していました。
昔ながらの和朝食を調べてみると
焼き魚→ビタミンB6
しじみの味噌汁→ビタミンB1、ビタミンB12
たらこ→ナイアシン
納豆→ビタミンB2、パントテン酸
ほうれん草のおひたし→葉酸
ぬかみそ漬け→ビタミンB1など
粗食ではありますが、スタミナを持続させるために必要なビタミンB群がくまなく摂れることがわかります。
一方で、精製された食材や加工食品ばかりを食べていると摂取するのが難しい栄養でもあります。
外食や加工食品の利用が多い方はビタミンB群を意識的に摂取する必要があります。
もし、次のような症状に悩んでいたらセリアFeでの補給をおすすめします!
【ビタミンB群不足の影響が考えられるケース】
- スタミナが持続せず、後半にエネルギー切れを起こす
- 手足がむくみやすい
- 疲れがひどい
- 風邪をひきやすい
- 貧血ではないが、日中の眠気が強い
- カラダがだるく、意欲がわかない・・・
鉄分補給(ヘム鉄)と、ビタミンB群のサプリメントです。消耗の激しいランナーのことを考えて、ビタミンB群がしっかり補給できるように工夫しました。
※ビタミンB群は水溶性の栄養素です。毎食、確実に摂るのが上手な補給法です。
::: セリアスタッフの舞台裏【貧血・故障に悩まなくなった理由】 :::
某県の高校駅伝で、セリアユーザー選手が大活躍しました!実はこの選手、これまでセリアジョブやセリアリベロを摂っていたにもかかわらず、貧血や故障に悩まされていたそうです。
そこで顧問の先生に彼の活躍の理由を伺ってみると、意外な答えが返ってきました。
「彼は最近、朝ごはんをしっかり食べるようになったんですよ。」
もともと朝食をあまり摂っていなかったことが、貧血や故障の一因だったようです。
朝しっかり食べるようになってからはコンディションが安定し、駅伝本番でも見事な走りを見せてくれました。
これまでのセリア通信でも繰り返しお伝えしていますが、サプリメントはあくまで“補助”です。
セリアを摂っていても、肝心の1日3食の食事がしっかりしていなければ、その効果は十分に発揮されません。
今回のエピソードは、その大切さを改めて実感する出来事となりました。
(山内)
::: 陸上雑感【千葉の避暑地】 :::
冒頭でも触れましたが、クマの被害が社会問題化しています。菅平高原や妙高にも出没しているようですし、来夏以降の合宿地の選定にも少なからず影響が及そうです。
もちろん「過去に経験のないほどの猛暑」を避けることも必要ですし、クマとの遭遇も絶対に避けなければなりませんね。
ふと千葉の避暑地が思い浮かびました。
ご存知のことも多いことと思いますが、千葉県の避暑地「勝浦市」です。
勝浦沖は水深が一気に深くなるため、海水温が比較的低いことで知られています。
そのために他地域より冷ややかな海風が生じるのです。
実際、朝夕の涼い風に吹かれてみると、近隣の海辺との違いがよくわかります。
また、市街地は起伏に富んでいて走り込みには最高ですし、高台にそびえる国際武道大学の協力が得られれば公認競技場も使用できます。
ちなみに春の合宿は全国の高校から申し込みが殺到している状況で予定がいっぱいです。
ご興味のある方はぜひ、ご相談ください。
* * * * * * * * * * * * * * * *
クイーンズ駅伝に出場されるチームからお知らせが届きました!
11/23(日)12時15分スタートで、テレビ中継は11時50分からとなっています。
ご出場される皆さんが思い通りに走れますよう応援しています。
では、また来週。
Tweet
前ページ:栄養バランスの傾向と対策 その1ビタミンC
後ページ:
セリアのご注文、ご相談はLINEからも受け付けております。
今までのセリア通信はこちらから
セリア通信の登録(無料)はこちらから
御注文はホームページから