2026年4月28日
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皆さん、お元気ですか?
最近、長距離ランナーの間で「大腿骨(だいたいこつ:太ももの骨)の疲労骨折」が増えているという声を耳にします。
「ただの筋肉痛だろう」「少し休めば治るはず」などという勝手な思い込みが、長期離脱という悲しい結果を招くこともあるので注意が必要です。
これまで私たちが現場で大腿骨の疲労骨折に苦しむ選手の皆さんと接してきたなかで見えてきたことがあります。それは、まず最初に「お尻(臀部)」と「腰」の深刻な疲労が蓄積されていたということです。
そして、そこには見逃してはいけない「予兆」が隠れていたことが見えてきました。
そこで今日は、なぜ大腿骨が悲鳴をあげるのか、そのメカニズムと予防についてお伝えします。
◆◇本日のメニュー◇◆
1 大腿骨の疲労骨折について考える
2 セリアスタッフの舞台裏【楽しかった中学部活動】
3 陸上雑感【元気の前借りとその恐ろしさ】
足の付け根の違和感を放置していませんか?
それは大腿骨からのサインかもしれません・・・。
大腿骨の疲労骨折について考える
◆①臀部と腰部の過労が招く連鎖◆
「お尻が使えていない走り」などとしばしば表現されますが、実際には逆のケースが多いのです。着地の衝撃を受け止め、地面を押し出すために、ランナーのお尻の筋肉群は常にフル稼働しています。 なかには限界をはるかに超えていて、お尻が「過労」状態になっているランナーも多いんです。このお尻の筋肉が疲労が蓄積してガチガチに固まると、本来の機能が失われます。 そればかりか腰の筋肉まで柔軟性を失ってしまい骨盤の動きがロックされてしまうため、お尻が使えない走りになってしまったり、物理的に「ストライドが伸びない」状態に陥ってしまうんです。
◆②腸腰筋(ちょうようきん)を酷使すると・・・◆
ストライドが本来の伸びを欠くために、必死になって根性でカバーしようとすると、脚を引き上げる「腸腰筋(ちょうようきん)」を酷使することになります。 この時、腸腰筋の付着部でもある大腿骨小転子(だいたいこつしょうてんし)に、耐えがたい牽引ストレス(引っ張られる力が加わること)をかけることになるのです。 もし、臀部や腰部の疲労を取り除くことなく、腸腰筋を酷使し続けると、大腿骨に亀裂が生じて疲労骨折に至ってしまうのです。ところで、大腿骨小転子は、大腿骨の内側(付け根の内側のやや後ろ寄り)に位置する小さな円錐状の突起です。ランニング動作においてきわめて重要な役割を果たしており、とくに「引き上げる力」の起点となっています。

◆③ジュニア期や女性ランナーに多いのは・・・◆
成長期のジュニアランナーの場合、骨がまだ完全に硬くないため、腸腰筋が繰り返し強く引っ張られると、小転子の骨端線(こったんせん:骨が成長するところ)がはがれてしまったり、炎症を起こしてしまうことがあるんです。加えて、ジュニアランナーや女性ランナーはお尻の筋肉がもともと弱い人が多いんです。 お尻の筋肉が未発達で、十分に使えない分だけ、脚を引き上げるときはもちろん、後ろに送る力も発揮されず、それをおぎなうために腸腰筋が過剰に小転子を引っ張ってしまう傾向が見られます。
また、お尻の筋肉が未発達な分だけ、お尻にも負担がかかりやすく、疲れやすいと言えるでしょう。
◆④こんなサインに要注意!◆
疲労骨折は、突然起こるものではありません。必ず「サイン」があります。
本人はもちろんですが、指導者や保護者の皆様も、以下のような症状を訴えるようでしたらご注意ください。
- 脚の付け根、太ももの内側に違和感がある
- 走り出しやジャンプ時に、脚の付け根、太ももの内側に痛みがあるが温まると痛みが消える
- ケンケンや片足ジャンプが痛くてできない
- 内腿を押すと痛い
- ストライドが伸びない
- 階段の上り下りで内腿に痛みがある
- お尻や腰が凝り固まっていて押されただけで激痛を感じる
いかがでしょうか?
臀部、腰部、腸腰筋に疲労が蓄積していると思ったほどストライドが伸びません。また、その状態にもかかわらず無理をするためにランニングフォームが崩れてしまいます。
◆⑤今日からできる予防と対策◆
1、お尻の揉みほぐしを入念に行いましょう。うつ伏せになった状態で、ご家族にお尻を揉みほぐしてもらいましょう。
もし、あまりに痛かったら専門家に施術してもらうのをおすすめします。
2、日頃から腸腰筋のストレッチをおこないましょう。
毎日やると、違和感にもいち早く気づくことができますね。
「おかしいな」と思ったら、すぐに監督やコーチに相談しましょう。

3、正しいランニングフォームを身につけましょう。
ランニング中に骨盤が正しい位置を保てるように体幹を鍛えましょう。
リバウンドジャンプなどのドリル練習で身につけたお尻の使い方をランニング時に活かしましょう。
4、筋肉の柔軟性や骨を丈夫にする栄養をとりましょう。
海藻類に多く含まれるマグネシウムは、こわばった筋肉をゆるめてくれる栄養です。
乳製品や魚介類、海藻類に多く含まれるカルシウムも、マグネシウムと一緒に筋肉の緊張と弛緩を調整します。
夏野菜や果物に多く含まれるカリウムは、筋肉の収縮と弛緩を正常に保ちます。
魚に多く含まれるビタミンD、納豆に多く含まれるビタミンKなどは骨の成長を助けます。
◆⑥セリアも上手に活用しよう◆
疲労骨折は、長期離脱を強いられます。そうならないためにも常日頃から骨ケアを心がけましょう。
そんなあなたにおススメしたいのがセリアCaです!
しなやかで、丈夫な骨づくりに欠かせないミネラルをバランスよく配合しました。
毎日、毎食のお供にぜひ、ご活用ください。
::: セリアスタッフの舞台裏【楽しかった中学部活動】 :::
中学時代に一番楽しかったのは、部活動です。ほかにも思い出はありますが、部活動に勝るものはありません。
私は陸上競技部に所属していましたが、競技力が高かったわけではなく、県大会にも出場できませんでした。それでも、仲間たちと一緒に走り、過ごした時間は、本当に楽しく、かけがえのないものでした。
先日、セリアユーザーの方から、「中学校の部活動がこの夏で終了し、その後は地域部活動へ移行する」という話を伺いました。
地域部活動になることで、部活動に参加しない中学生が今以上に増えるのでしょうか。
もしそうだとすると、その子たちの学校生活はどうなるのか、毎日を楽しく過ごせるのかと、考えてしまう自分がいます。
(山内)
::: 陸上雑感【元気の前借りとその恐ろしさ】 :::
練習やレース前にエナジードリンクを飲む選手をよく見かけます。最近は、その年齢層が若年化していて中学生の大会を訪れても飲む姿をたくさん目にします。
確かに飲むと一時的にはシャキッとしますが、それはカラダが回復したのではなく、脳が疲労を感じないように麻痺している状態にすぎません。
いわば、「元気の前借り」をしているようなものなのです。
そこで後回しになった疲労が、どんどん膨らんで、知らず知らずのうちに返せないほどになって、あなたにのし掛かってくるおそれがあるため、絶対にやめましょう。
とくに気をつけたいのが、大量の砂糖による「血糖値スパイク」です。急上昇した血糖値が、その後に急降下することで、肝心の競技中にカラダが重くなったり、集中力が切れたりする逆効果を招くリスクがあります。
また、中高生の皆さんは大人以上にカフェインの影響を受けやすく、「飲まないといられない」状態になってしまったり、「睡眠の質」が低下して疲労が抜けなくなることも心配です。
どうか読者の皆さんは、このような一瞬の刺激に頼るのではなく、毎日の練習、食事、休養で積み重ねて育てた、自分の中にある本物のエネルギーを呼び起こしましょう。
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連休とはいえ、大事な試合を控えた皆さんは毎日練習ですね。
規則正しい生活を続けて、万全で臨めるように頑張りましょう!
では、また来週。
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