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No.16


Club Voice
陸上競技・ランニングを愛する人たちの集まったクラブを紹介します

茨城県常陸太田市立峰山中学校陸上競技部

この環境に感謝して
久慈川の支流、緑豊かな田園風景の中に峰山中はある。総勢五〇名を率いる横倉先生は「陸上競技が出来るのは周囲の人々や設備のおかげなのだから、まずはその環境に感謝しなさい」と指導している。そこから集中力が生まれ、競技だけでなく、生き方にも反映すると信じている。生徒達は、この考えをしっかり受け止めているようだ。そして毎年、県大会入賞者を輩出する強剛チームに成長してきた。駅伝にむけて、他のクラブからの有志も加わり、熾烈な代表争いが始まる。それだけ陸上部は校内でも注目されている。「入賞目指して頑張ります」ハングリー精神が足りないかな、という先生の懸念をよそに、選手達からは力強い声が返ってきた。 澤田




東京実業高等学校陸上競技部

炎のランナー達
春先から好調が伝えられ、いち早く優勝候補に挙げられていた。順風満帆もそうは続かず、自信を失いかけた時期に練習を訪れた。いつまでも走っている姿がそこにはあった。今は選手もサポートも夢一杯だ。それぞれの意気込みを語ってくれた。「みんなのタスキだから最後まで諦めない」「病気してみんなに迷惑を掛けた。一位で繋いで恩返ししたい」やるべき事は全部やった、そんな自信に満ちている。「先生がいなくてもきちんと出来る自立したチーム」と胸を張るキャプテン。真っ赤なウエアーに身を包んだ炎のランナー達の活躍を今後も期待したい。    山根