【 セリア通信 vol.208 】夏の疲れを自己分析しよう その2

2011年8月23日

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皆さん、こんにちは。お元気ですか?

一雨降ったらグッと涼しくなって、過ごしやすくなったと同時に、何となく寂しくなってしまうのは、ナゼでしょうか・・・

でもこれから残暑が来そうですので、気温の変化に振り回されずに、

しっかり健康管理をして下さいね。


◆◇本日のメニュー◇◆

1. 夏の疲れを自己分析しよう その2

2. 山根氏のつぶやき


猛暑の中でトレーニングを積んできた皆さんが、疲れていないワケはありません。

単なる疲労ならば、栄養と休養で回復しますね。

でも、何だか疲れがずっと抜けない、頑張る気力も無い・・・という状況が続いている人はいませんか?

疲労が原因ではなく、他の要因から疲労を感じているのかもしれません。

自分の正しくコンディションを分析するヒントが、今日も沢山詰まっていますヨ。

しっかり読んで、自分と照らし合わせてみて下さいね。


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│"ー"│ 夏の疲れを自己分析しよう その2
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◇季節の変わり目、気圧の影響◇◆◇……・━━━…・┿

真夏の日差しはどこへ?雨が降って、すっかり涼しくなってしまいました。

高原合宿中のチームも多いと思いますが、雨に打たれて体が冷えたりしていませんか。

体調管理にはどうぞお気をつけ下さい。

ドンヨリとした天気では気分がシャキッとしない・・・涼しくなったのに何故でしょう。

それは低気圧の影響で、体調を維持コントロールしている自律神経系の働きが鈍くなるからです。

何となく気分が晴れず、ついウトウト・・・夏風邪はそんな時にひきやすいですからお気をつけて。

秋のトラックレースでは前日まで快晴で、当日になって雨模様なんてこともよくありますね。

そんな時は、試合モードにスイッチが入りにくくなっています。

スタート前にカラダをパシパシッといつもより多めに叩くと良いでしょう。ぜひ、お試し下さい。

カラダにスイッチが入って臨戦態勢になれば、レース中の苦しさや辛さに耐えられるでしょう。

◇オーバートレーニング対策◇◆◇……・━━━…・┿

夏のトレーニング期から、秋の試合期への移行時には、オーバートレーニング(練習のやり過ぎ)で疲労してしまう選手、故障やケガ、貧血に陥ってしまう選手が後を絶ちません。

中にはトレーニングの目的を忘れ、「疲れるための練習」を続けてしまう人もいます。

トレーニングはより強くなるために行うのであって、疲れるためではありません。

試合で思い通りの結果を残すために鍛えているんだ、ということを忘れてはいけません。

オーバートレーニングを防ぐための一つの方法として、テーパーをご紹介します。

テーパー(taper)とは英語で「少しずつ先細りにすること」を意味する言葉です。

トレーニング用語では「練習の質を落とさずに、練習量を落とす方法」をテーパリングと言います。

まず、週に一回は完全休養を入れます。(ただし、練習以外の日常生活はきちんと過ごします)

たった一日ですが肉体的にはもちろん、精神的なリカバリーも十分にとれるんです。

練習ではレースペースで走ったり、トップスピード練習を入れながら、練習の総量を徐々に減らします。

肝心なのは練習の質を向上させながら練習量は減らすという考え方です。

練習量を落とす分、食事のバランスアップを図りながら節制します。

一つ上の意識レベルで毎日を過ごしながら、疲労を抜き、調子を上げて行く方法なのです。

カラダは自ずと絞れ、疲労感を引きずらずに万全の状態でレースに臨めることでしょう。

夏のトレーニング効果を引き出すためにも、休みを有効に使いましょう。

※テーパーに関しては必ず監督、指導者と相談してから行って下さい。


◇気力が落ちたら要注意◇◆◇……・━━━…・┿

激しい筋肉痛なら何の問題もありません。筋肉痛はしっかり栄養を摂って上手に休めばすぐに回復するでしょう。

あなたの疲れは強くなるためには必要なことですから、ケアーに努めて成長に繋げましょう。

痛みを伴う疲労は、栄養補給と休養で回復するので、さほど心配は要りません。

問題なのは気力の低下です。けだるい、眠い、やる気が起きない・・・そんな時は要注意。

オーバートレーニングからカラダの何処かに異変が起こっているはず。

食欲不振、眠い、だるい、息切れなどの症状を伴い、どうしてもやる気が起きない、という時はすぐに監督に相談してみて下さい。

鉄分やタンパク質の不足から、貧血の可能性もあります。

酸素がカラダの隅々に行き届かないため、ボーッとしてきて疲れがひどくなり、やる気が失われます。

貧血になってしまうと、赤血球が元通りになるまでに三ヶ月もかかります。ですから早めの対処が必要です。

でも、投薬治療などでカラダに過度の負担をかけるのは止めて欲しいと思います。

監督や保護者の皆さんと相談して、セリアを上手に利用して下さい。

鉄分補給にはセリアFeが最適です。カラダが弱り、吸収しにくい人にはセリアジョブが良いでしょう。

もちろん、食事改善が第一です。サプリメントはあくまで補助ですので、この点もお忘れなく。

◇防ごう疲労骨折◇◆◇……・━━━…・┿

筋肉の痛みならそれほど心配はありません。でも、骨や関節に違和感を感じたら早めに対処しましょう。

夏期トレーニングではギリギリまでカラダを追い込んでいます。

炎症が起こると患部が発熱します。手の甲をあてて左右両側を比較してみましょう。

(手の甲は手のひらより、熱の違いが分かりやすい)

痛みを伴い、明らかに熱を持っていたら、アイシングなどの処置をし、すぐに監督に相談して下さい。

関節や骨の回復にはかなりの時間が必要です。

今の時期に疲労骨折などしたら、秋のシーズンを棒に振ってしまいますよ。

また、貧血と同様に、栄養不足が故障を引き起こす事も十分に考えられます。

気になる痛みが悪化しないよう、きちんと栄養補給をして下さい。

悪化を防ぐにはビタミンCの補給が最も有効です。

組織を再生する接着剤「コラーゲン」の体内合成を助けるからです。


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アスリートの故障のほとんどはオーバートレーニングによるものでしょうね。


カラダを使ったら、それだけの栄養を与えてあげないと、回復もしませんし。

血液や筋肉だけでなく、骨や内臓も使っているのですから・・・

そして、休養をしないと、せっかくの栄養がカラダに吸収されません。

頑張り屋さんほど、休むことは悪いと思いがちですが、何が正しいかを考えれば、休むこともトレーニングの一環だと理解出来ますよね。



★山根氏のつぶやき☆★──────────────────────────────────☆

今夏の甲子園に千葉県代表で出場した習志野高校。チームを率いる監督の小林徹先生は私と同世代だ。

私が3年生だった1980年の千葉県大会を制したのも習志野高校。エースはその小林徹投手だった。

甲子園では2回戦で中条投手率いる東北高校に破れたが、太々しいマウンドさばきは今も記憶に残っている。

ベンチで采配を振るう姿には当時の面影が溢れて出ていて高校時代が懐かしく思い出された。

対戦は一度もなかったが何故か強く印象に残っている。そんな顔もあるものだと思った。

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山さんの世代は今、指導者の立場なんですね。

選手だった人が監督やコーチになって指導している姿を見ると、何故だか感動します。

自分の経験を生かして後進を育てる・・・素晴らしい事だと思います。


先日、ラグビーの日本代表の壮行試合を観に行ってきました。アメリカ代表を相手に見事勝利。

勝ちはしましたが、選手達は多くの課題を感じているようでした。

それだけ目指している所が高いんですね。

九月のW杯本番までに更なる進化を遂げてくれる事でしょう。そして、みんなで応援しましょう。


それでは来週まで、どうかお元気で!


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