【セリア通信vol.601】エネルギー切れを考える #1

2019年3月5日

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皆さん、お元気ですか。

高校セリアユーザーチームの皆さんから卒業式や送別会のご案内をたくさん戴いております。

先生方の厳しくも熱くて優しい思いや保護者の献身や愛情の深さ、選手たちの苦悩・・・。

出席するたびに皆さんの溢れる思いに触れ、感動を戴いております。

皆さん、最後まで本当に良く頑張りましたね。
ご卒業おめでとうございます。

◆◇本日のメニュー◇◆

1 エネルギー切れを考える #1
2 ココに注目!【東京マラソン】
3 山さんのつぶやき

レース途中でのエネルギー切れが目立ちますね。
どうしてでしょうか。
一緒に考えてみましょう。

エネルギー切れを考える #1

◆低体温症◆

マラソンや駅伝のレース中、カラダが動かなくなって失速したり、途中棄権をする選手をしばしば見かけますね。
テレビ中継では低体温症と発表され、選手を毛布で温める姿を観た方も多いことでしょう。

◆低体温とは◆

内臓や脳などカラダの中心温度は37℃に保たれています。
一方、体表付近の温度は環境の影響を受けやすく、寒さなどの影響を受けるとそれより低くなります。
さらに厳しい寒さに遭遇したり、長時間さらされると中心温度が低下します。
低体温症では中心温度が35℃以下となりとても危険な状況を意味します。

◆2種類ある◆

「偶発性低体温症」は海や山での遭難や自然災害などにあい、風や水、雪などの寒さで体熱が奪われた場合です。

一方、「誘発性低体温症」は心臓や脳の手術を安全に施術するために患者のカラダを冷却した場合です。

マラソンや駅伝で見られる低体温症は
偶発性低体温症です。

◆低体温症の原因を考える◆

アスリートの場合、次の3つの原因が考えられます。

1、寒さ(気温・日照・雨・風・服装)
2、熱産生の低下(エネルギー切れ)
3、体温調節機能の異常(緊張・興奮・ストレス)

低体温症に陥る選手が箱根駅伝やマラソンで多く見られるのはこれらの原因が重なってしまうからではないでしょうか。

◆症状と対応◆

低体温症に陥ると特有の症状「寒冷反応」が見られます。
レース中に倒れたり、練習中に発症した場合、「寒冷反応」が認められたら、即座にカラダを温め救急搬送の手立てをとりましょう。

「寒冷反応」
1、意識がもうろうとする
2、呼吸が激しくなる
3、カラダが激しく震える
4、筋肉が硬直する

来週は低体温症に陥る選手が箱根駅伝やマラソンで多く見られる原因を探ってみましょう。

◆セリアはこちら◆ http://www.cf-seria.com/

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::: ココに注目! :::

 【東京マラソン】

東京マラソンに出場しました。
抽選倍率は12.1倍。
応募4年目にして念願の出場が叶いました。
それだけに生憎の天気でしたが、やる気満々で臨みました!

最初の1kmはゆっくりと。
徐々に加速して最後はビルドアップと思っていたのですが・・・。

30km過ぎからペースが上がらず、維持するのが精一杯でした。
記録は2時間48分11秒。

自己ベストより4分遅いですが、悔しさよりも充実感一杯のレースとなりました。

また、走りたい!
そんな思いにかられています。
(山内)

::: 山さんのつぶやき :::

ネット上でも見つからない。
そんな情報もあるんだと知った。
専門書を検索しても見つからない。
もしかしたら、そんなことで困っているのは
僕だけ!?
ちょっと心配になった・・・。

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今月はエネルギー切れを特集します。
備えれば避けられるトラブルだからです。
経験の無い方も一緒に考えましょう。
来週も、どうぞよろしくお願いします。

では、また来週。


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