【セリア通信vol.624】強化合宿後の生活について

2019年8月13日

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皆さん、お元気ですか。

11日(日)東京築地浜離宮朝日ホールにて男声合唱団コール・ファーマーの定期演奏会を開催しました。

お忙しいスケジュールにもかかわらず、大勢の陸上・スポーツ関係者が応援に来て下さいました。

山さんはとても恵まれているなぁと思っています。
皆様、ご来場下さいまして本当に有り難うございました。

終演後のロビーはお客様で一杯でした。
お礼も伝えられないままお帰りになられた方もいらっしゃったようです。

改めてご挨拶にうかがいますね。
また、ご連絡差し上げます。

◆◇本日のメニュー◇◆

1 強化合宿後の生活について
2 ココに注目!【カルシウムをとろう】
3 山さんのつぶやき

厳しい練習、よく頑張り通しましたね。
その頑張りを力に変えるには合宿後の生活に工夫が必要です。

強化合宿後の生活について

◆100kmを超えるチームも◆

夏合宿はとにかく走り込みます。
1日の走行距離が100kmを超える大学生チームもあるようです。
すごいですね。
1km4分ペースでも7時間近くかかります。
中学生の合宿でも30〜40km、高校生ならそれ以上に及びます。
選手たちの肉体に及ぼすダメージは計り知れません。

◆キングオブスポーツ◆

長距離は並外れた距離を走るスポーツです。
あらゆる国々の専門機関の算出データを見てもその運動量はトップレベルに位置します。
それを可能にしている大きな理由の1つが合宿生活にあると私たちは考えています。

1、規則正しい生活
2、バランスの良い食事
3、競い合う仲間の存在
4、充実したサポート体制
5、非日常性

いずれにせよ、皆さんが夏合宿でこなした練習量はスポーツ界の中でもトップレベルであることは間違いありません。

◆成否のカギは自律◆

本当に大事なのは合宿後の日常生活です。
肉体疲労の回復や競技力の向上は合宿後の生活次第だからです。
優先されるべきは疲労回復と成長です。
生活のリズムを乱すことなく、食生活のバランスに留意してアスリートとして自律した生活を送りましょう。

◆積極的回復◆

たとえオフだからと言ってだらだらした生活をしていると疲労回復は遅々として進みません。
早朝や夕暮れ時に軽めのジョグをしたり、ウォーキングを行いましょう。
やり過ぎは禁物です。
カラダの調子を見極めながら、ゆっくりじっくり汗を流しましょう。
プールや入浴なども良いですね。
血液循環が良くなると疲労回復も進みます。

◆内臓疲労の栄養◆

過酷なトレーニングは内臓も酷使します。
発汗量は尋常ではありませんね。
また、筋破壊も相当量です。
それらはすべて腎臓や肝臓が処理しています。
合宿後の生活では内臓疲労を癒す栄養をしっかり摂りましょう。

腎臓疲労が進行しているとカラダがむくみやすくなります。
カラダの老廃物をいち早く排出するために
食物繊維やカリウムを多く含む夏野菜をしっかり食べましょう。

肝臓疲労が進行していると、えも言われぬ倦怠感にさいなまれます。
肝臓の疲労回復に良質のアミノ酸ペプチドが必要です。
魚介類の鍋や煮込み料理などがお勧めです。

おススメのレシピ1
スペイン料理のパエリアです。
魚介類の出汁を余ることなくご飯が吸っています。
パプリカやナスなどの夏野菜との相性も良いですね。
肝臓疲労が気になるあなたにおススメします。

おススメのレシピ2
キュウリとトマトのフレッシュソースです。
キュウリとトマトを食べやすい大きさで角切りにします。
塩・コショウ・オリーブオイル・バルサミコ酢を適量入れます。
冷蔵庫に冷やしておけば、味がしみて一層美味しくなります。
肉料理や魚料理、豆腐やパンなどアイディア次第で何にでも使えます。
腎臓疲労が気になるあなた、作り置きしておきましょう。

合宿の成否は合宿後にありです。
疲れているからこそ、考えて生活しましょう。


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::: ココに注目! :::

【カルシウムをとろう】

1日に必要なカルシウム摂取量をご存知ですか?
中高生は700〜900mgと言われています。

牛乳コップ1杯に220mg
ヨーグルト1パック(100g)に120mg
小松菜、納豆、切り干し大根もカルシウムが豊富な食材です。

果たして皆さんは十分に摂れているでしょうか・・・。

塩分や鉄分が発汗と共に失われているのはご存知ですね。
カルシウムも同様なんです。
血中のカルシウム濃度が下がるとそれを維持するために骨から溶け出してしまいます。

もし、カルシウム補給が足りなかったらどうなるでしょう?
そうです、お察しの通り故障してしまいます。

発汗量が多い夏だから、故障予防のためにもカルシウム補給を心がけましょう。
(山内)

::: 山さんのつぶやき :::

インターハイの様子がネット中継されていた。
沖縄に行かなくてもレースが見れるとは便利な時代である。
ただ競技場を見る限り、沖縄にいるようには見えなかった。
終盤の悪天候が沖縄色を醸し出していたが。

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日暮れが早くなって来ました。
何となく寂しいと思うのは私だけでしょうか・・・。
まだまだ夏を味わいたい!
秋よ、もう少し待ってくれ!!
では、また来週。


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