カラダを育てる栄養学その4【セリア通信vol.700】

2021年1月26日

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皆さん、お元気ですか?

おかげさまでセリア通信が700号になりました。

これも読者のみなさまをはじめ、たくさんの方々に支えて戴いたおかげです。
この場を借りて御礼を申し上げます。

ご協力下さいまして本当に有り難うございました。

ジュニアランナーの安全と健康を守り、ケガや故障に苦しむことなくランニングを楽しんでもらいたい。
そんな思いで書き始めました。

これからも初心を忘れずに頑張りますので、どうぞよろしくお願いします。

◆◇本日のメニュー◇◆

1 カラダを育てる栄養学 その4
2 山内の食事栄養プチ情報【水分補給】
3 陸上雑感【K大コース】

故障や貧血などの発症は偶然ではありません。
あなた自身が招いてしまっているのです。
早期回復、再発予防のために、その原因を改めましょう。

カラダを育てる栄養学 (まとめ編)

◆栄養が吸収出来ない◆

食事改善に取り組んでいて、医師の治療も受けていて、薬も飲んでいるのに・・・

•貧血が改善しない
•フェリチンが上がらない
•シンスプリントや疲労骨折を繰り返している・・・

このような症状を抱えている選手が年々増えています。
その理由は単なる栄養不足ではありません。
カラダが栄養を吸収できていないことが原因です。

◆生活改善=故障・不調からの回復◆

消化器官の働きを活発にし、栄養の吸収率を高めるためには自律神経の働きを整える必要があります。

もし不調が長引いているのなら、この自律神経の乱れを疑ってみましょう。

自律神経を正常に戻すには生活のリズムを整えます
睡眠・起床・運動・食事・活動(仕事・勉強)・入浴・休息・・・
活動パターンを一定に保ちましょう
すると自律神経が整えられ、消化器官の働きが活発になります。
休日も同じリズムで生活することを推奨します

次第に栄養吸収が高まり、故障や貧血の回復をも早めます。

◆回復を阻む意外な大敵◆

自律神経の、もう一つの大敵はストレスです。
不安や恐怖、緊張感を抱いていると、カラダはどんどん弱ってしまいます。

故障や貧血を繰り返している選手は次のようなストレスを抱えているようです。

・長期離脱によるストレス
・モチベーションの低下
・疎外感や孤独感
・自信の喪失・・・

体重増加を気にするあまり過度なダイエットをしたり、偏食をすることも心身のストレスとなります。

故障や貧血で離脱したからと言って自暴自棄ならず、生活のリズムを乱さぬように心がけて、ポジティブに取り組みましょう
ココロが前を向いてさえいれば、カラダの回復も少しずつテンポを上げるでしょう。

◆カラダを育てる3つの柱◆

激しいトレーニングに明け暮れるアスリートのカラダの成長はとても繊細です。
練習だけで育つものではありません。

1、健全なココロ
2、規則正しい生活(食生活)
3、適度なトレーニング

この3つの柱が整った時に、ようやく育ち始めるのです。
もちろん、強くなるためには厳しいトレーニングは欠かせません。
ただ、それを支えるためにはココロとカラダの受け入れ態勢を万全にすることが必要です。

あなたもぜひ、この3つの柱を揃えましょう。
栄養がどんどん吸収されて面白いようにカラダが育つことでしょう。
それが本来、成長期アスリートのあるべき姿だと願っています。

::: 山内の食事栄養プチ情報【水分補給】 :::

人体の60%は水で出来ています。
それより減ってしまうと血流が悪くなり、全身への酸素や栄養の供給が鈍るため、カラダの機能が低下してしまいます。

それを防ぐためにも日頃からこまめな水分補給を心がけましょう。

起きたらコップ1杯の水(起床後は口内環境が悪化しているので、まずは口うがいをしましょう)
トイレに行ったあともコップ1杯の水。運動前、途中、運動後も。

発汗時はミネラル補給ができるように麦茶水&セリアロブがオススメです。
スポーツドリンクやジュースは糖質が多く、飲過ぎるとかえって血液がドロドロになるので注意しましょう。

ちなみにコーヒーやコーラ、エナジードリンクなどカフェイン入りの飲料は利尿作用があるので、水分補給としては不適切です。
(山内)

::: 陸上雑感【K大コース】 :::

会社から車で5分ほどのところに、あのK大学のロードコースがある。
田園地帯の周回コースと思いきや峠越えが二カ所もある厳しいコースだ。
選手たちはココを涼しげな顔をしたまま隊列を乱すことなく走っていた。

先日、私も走ってみた。
たった一周(約8km)で心が折れてしまった。

  * * * * * * * * * * * * * * * *

こちらでは白梅がちらほら咲き始めました。
そして杉の木立が真っ赤に色付いています!
花粉症の皆さん、どうぞお大事に。

では、また来週。


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