その疲れ、貧血ではありませんか?【セリア通信 vol.940】

2025年9月2日

前ページ:合宿の疲れをいやす食事②
後ページ:駅伝間近にやってはいけない その1糖質制限

皆さん、お元気ですか?

新学期が始まりましたね。
しかも、流行り風邪も増えているとか…。
予防のためにも「うがい・手洗い・歯みがき」を徹底しましょう。
そして「早寝・早起き・朝ラン・朝ごはん」の規則正しい生活で免疫力を高めましょう。

これからは駅伝メンバー選考のかかった大事なレースが続きます。
だからこそ、学業や学校行事にも積極的に参加しましょう。
後まわしにせず、やってしまえばスッキリして、部活やレースに集中できるはずです。

狙った通りの走りができますように。

◆◇本日のメニュー◇◆

1 その疲れ、貧血ではありませんか?
2 セリアスタッフの舞台裏【保護者のサポート】
3 陸上雑感【世界陸上1991】

それは地元のクラブチームの子供たちと一緒に走っているときのことでした。
いつもと様子が違うので「もしかしたら?」という直感が走ったのです…。
医師の診断結果は、予想通り「貧血」だったのです。

その疲れ、貧血ではありませんか?

◆貧血の症状①息があがる◆

いつもなら難なく走れるペースなのに、急に呼吸が苦しくなったら、それは貧血のサインです。
ヘモグロビンが減ってしまい、いつもより激しく呼吸をする必要が生じているのです。
それでも我慢すれば走れますが、程なく限界となって脚がパタっと止まります。
息が上がって苦しいなと思ったら、すぐに監督やコーチに相談しましょう。
ここで無理をすると回復が遅くなるからです。

【ヘモグロビンってなに?】
血液中の赤血球には、ヘモグロビンという赤い色素が詰まっています。
これが肺で酸素を受け取って全身の組織へ運び届けています。
この酸素が必要十分なら速く、長く走れるのですが、ヘモグロビンが少なくなると酸素が行き届かなくなるので走り続けるのが困難になります。

◆貧血の症状②カラダが冷える◆

貧血になるとカラダの隅々に酸素が行き届かなくなってしまいます。
そのため筋肉などの細胞でエネルギーがつくられなくなり、体温が上がらなくなります。
夏なのに冷房に当たるだけでぞくぞくとした寒気を感じたり、手や足先が冷えてしまって感覚がなくなったりします。
冷えが進行すると足先や足の甲を傷めたり、疲労骨折に至ることも少なくありません。

【貧血による代謝の低下が招く症状】

◆貧血の症状③日常生活でも◆

貧血になると、いつになく眠気を感じるようになります。
また、寝起きも悪くなり、起きるのでさえしんどく感じられるようになります。
まじめに生活しているのに、起こされてもなかなか起きられなくなってきたらご用心ください。
また、送迎の車中や電車でも座るとすぐに眠ってしまったり、授業中などにも眠気に襲われるようになります。
大事なレースを控えた部活のミーティング中でさえ居眠りするようになったらアウトですね(笑)
眠気がこらえられなくなったら、貧血がかなり進行している可能性が高いです。

【こんな症状にご注意ください】

◆④「貧血」は、食生活改善から始めよう◆

「おかしいなぁ?」と思ったら、すぐに監督・コーチに相談しましょう。
そして、医師の診断を仰いで血液検査を受けましょう。

検査の結果、あなたが貧血だったらすぐに食生活改善に取り掛かってください。
ランナーの貧血の原因は、鉄分不足だけではないからです。

1)必要エネルギー不足を解消しよう
主食(ごはんやパン、めん類など)を思い切って増量しましょう。
あなたの運動量+成長量に見合ったエネルギー量で満たされていないと貧血になるからです。

2)タンパク質をしっかり摂ろう
カラダづくりのもととなるタンパク質が豊富な肉類・魚類・豆類・乳製品・卵などをしっかり食べましょう。
脳や内臓、筋肉、カラダ作りに必要なタンパク質が不十分だと血液にまで栄養が行き届きません。

3)規則正しい生活を徹底しよう
なかでも早寝・早起きのリズムを身につけましょう。
生活のリズムが安定すると自律神経系と内分泌系(ホルモン)の働きが整うので回復しやすいんです。

4)鉄分を上手に補給しよう
医師に処方されたお薬があるのなら、まずはしっかり用法用量を守って服用しましょう。
ただ、処方薬に含まれている鉄の量はとても多いのでご注意ください。
もし、処方薬による副作用などがある場合は服用を止め、「鉄分の多い食事+セリア」で対処しましょう。

【安全・安心なセリアで鉄分補給しよう】
セリアFe:鉄分補給が気になるジュニア・ランナーのためのサプリメントとして開発。造血に必要なビタミンB群もたっぷり補えます。

セリアジョブ:フェリチンや血清鉄などの貯蔵鉄までもが枯渇した方のために開発。3種の鉄分と造血に必要な数種のミネラルを配合しました。

::: セリアスタッフの舞台裏【保護者のサポート】 :::

先週、千葉県東葛地区の中学校陸上部の合宿を訪問しました。
そこで驚いたのは、生徒たちのサポート体制です。なんと保護者の方々が中心となっていたのです。

お話をうかがったところによると、学校の部活動として合宿を開催できなくなったため、保護者が主催することになったそうです。
通常であれば「では仕方ない」で終わるところを、「では保護者が中心に!」となるのは、駅伝が盛んな東葛地区ならではかもしれません。

私が合宿を訪問したのは月曜日。保護者の中には、仕事を休んでサポートに来てくださった方もいらっしゃったことでしょう。そうしたサポートがあれば、子どもたちも普段以上に頑張れたはずです。

何より、合宿そのものが子どもにとっても親にとっても、共有できるひと夏の最高の思い出になったのではないでしょうか。
(山内)

::: 陸上雑感【世界陸上1991】 :::

何より思い出されるのは男子走り幅跳びにおける
陸上界の「キング」、カール・ルイスとマイク・パウエルの死闘だ。
当時、10年間無敗を誇ったカール・ルイスが世界記録を上回る8m91㎝(追い風参考)を跳んで世界中の誰もが彼の勝利を確信したのだが、なんと5回目の跳躍でマイク・パウエルが8m95㎝という驚異的な世界新記録を更新し逆転勝利したのだった。
陸上では経験のないほどの歓声に沸いた夜となった。
あの場にいなかったことが未だに悔しい。
やはり、会場にいなければ…。

* * * * * * * * * * * * * * * *

新人戦が始まっていますね。
そして駅伝予選会もすぐそこに迫っています。

では、また来週。


前ページ:合宿の疲れをいやす食事②
後ページ:駅伝間近にやってはいけない その1糖質制限


セリアのご注文、ご相談はLINEからも受け付けております。
友だち追加


 今までのセリア通信はこちらから


 セリア通信の登録(無料)はこちらから


 御注文はホームページから